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豊田泰光さん『出会いにハズレなし』

今朝の日経新聞に野球評論家の豊田泰光さんが『出会いにハズレなし』という文章を書かれています。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①本当はヤンキースに残りたかったのかもしれないが、移籍したこと自体、松井秀喜にはいい経験になると思う。  どこに行こうが人との出会いに無益なものはない。  それが私の持論だ。

②私も西鉄から国鉄に移籍したときは、本意でなかった。  巨人の川上監督に誘われて、話がまとまりかけたらバレて大騒ぎとなり、進退きわまった。  それでなぜか国鉄となったが、成り行き任せの移籍の割には結構ためになった。

③チームを引き継いでオーナーとなったサンケイの水野成夫さんは野球の素人で、むちゃを言う人だったけれども、財界人としての直観力、大局観はさすがだった。

④私は勝負強い打者といわれながら、勝負勘というものの中身を言葉で表すことを知らなかった。  水野さんはあっさりと言ってのけた。  「勘というのは結局、経験の集積だろうねえ」。  長年積み重ねた経験が、意識しないまでもデータ化され、ここ一番の読みを生む・・・。  なるほど。

⑤トップに立つ人は瞬時にものの本質をつかむものだなあ、と感心した。  また我々野球選手が漠然と考えていることも言葉にしない限りは伝わりっこないのだと思い当たり、その後の解説業に役立った。

⑥国鉄移籍以来、自分で何一つ選ぶことなく、流されてきたような気がする。  しかし、すべての出会いが楽しかったし、今でも出会いに学んでいる。』

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