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人に好かれること

1.四元義隆という実業家がいました(2004年没、96歳)。  戦後の吉田茂をはじめとする歴代総理の指南役でもあったようです。  私は、30年ほど前に四元先生の講演会を聞いたことがあります。

リーダーの条件として、①人に好かれること、②大事な時に逃げない(責任を取る)こと、③先見性(直観力)があること、④決断ができること、を挙げられていました。


2.1月22日の日経新聞で英国フィナンシャル・タイムズの報道を取り上げていました。  タイトルは『「有能でも嫌な人」の賞味期限』です。  マネジメント・エディターのアンジリ・ラバルさんが書かれています。  全文を番号を付けて紹介します。

『①「仕事はできるが嫌な人」を誰でも知っているだろう。  横柄な態度で周囲を怒らせ陰口をたたかれるが、当人は出世街道まっしぐらのようにみえる。

②ここでいう嫌な人とは、オンライン会議などで知ったかぶりして周囲をいらつかせるものの、あくまで正しいことをしようとする人物ではない。  思いやりや礼儀を欠く心の狭い人間のことだ。  自分の出世の妨げになると思えば同僚の成果にけちをつける。  部下への接し方は尊大で、自分勝手に物事を進めた挙げ句、うまくいかないと不満を言い募る――。  こんな人たちを指す。

③彼らは周囲への影響をほとんど省みずに昇進してきたのだろう。  自分のことを一匹オオカミ、あるいは米起業家イーロン・マスク氏のようなタイプだと思っている人たちもいる。  つまり職場の雰囲気を悪くする言動でも、周りが受け入れるべきだと考える人間だ。

④ところが一定の地位まで昇進すると、人間関係づくりが下手なことに加え、反対意見や批判に耳を貸さないという評判が仇(あだ)になる。

⑤リーダーシップに詳しい米ハーバード・ビジネス・スクールのリンダ・ヒル教授は「彼らは周りに自分のことを話さないから理解されていないし、ほかの人を味方にもつけてこなかった。  それに気づいていない」と指摘する。

⑥一人でうまくやれる人は野心の強さも相まって「分別がなくなる」とヒル氏はみる。  自分の行動に疑問を持たないため、なかなか共感力を育めず、自身を客観的に把握できないという。

⑦ある時点に達すると、同僚との関係が大きな意味を持つようになる。  スイスのビジネススクールIMDのジャンフランソワ・マンゾーニ学長は、経営委員会に加わるときに対人関係をめぐる緊張が最も高まると考える。

⑧それまでは人のことは構わずやってこれたのに、経営委員会ではやはり出世の階段を上ってきた人たちと肩を並べて任務に当たらなければならない。

⑨ある事業会社の人材開発責任者の話では、経営委員会のメンバーになったことでその人に経営トップの資質があるかどうかを人事担当者やヘッドハンターが調べて初めて、実は周囲から意地の悪い人間だとみられていたことが判明した例がある。  「上層部はそれまで知らずにいた。  その時点でその人は自動的に候補から外れた」

⑩もちろん、部下や同僚に嫌われながらトップまで上り詰めた人もいる。  銀行家や法曹、金融市場のトレーダーなどは冷徹さや自分本位の考え方が評価されることが多い。  ただ大半の業界では、鼻持ちならない人間はどこかで出世が頭打ちになると専門家はいう。

⑪上場企業の間でも、共感力の高いリーダーを起用する利点について認識が広がっている。  こういう人物の方が自身はもちろん、組織にとってもより大きな価値を生み出しやすい。

⑫もし仕事のできる嫌な人のおかげで悲惨な思いをしていても、心配しないでほしい。  彼らはきっと相応の報いを受けるはずだ。』

目上の人や友人に好かれ、後輩からも慕われることが私の理想です。  実際にそう思われているかどうか分かりませんが (-_-;)

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