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笑いの健康効果

1月6日の日経新聞・別紙連載『カラダづくり』のタイトルは「ポジティブ感情と健康」でした。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①「笑う門には福来る」というが、笑いは健康も連れてくるようだ。  福島県立医科大学医学部疫学講座の大平哲也教授は「20年ほど前から笑いの健康効果を示す研究結果が相次いでいる」と説明する。

②痛みの緩和、感染症などに対する免疫力の向上、うつ気分の改善、認知機能の維持などの他、生活習慣病の予防・改善効果も報告されている。

③例えば、よく笑う人はそうでない人に比べて糖尿病の発症リスクが低いことがわかっているが、大平教授らの最近の研究では糖尿病の改善も認められた。  笑いと呼吸法からなる「笑いヨガ」教室に3カ月間参加した患者は1、2カ月間の平均的な血糖値を表すヘモグロビンA1c値が改善していたのだ。  「積極的に笑うことで治療効果が上がる可能性がある」(大平教授)

2.①笑いが健康によい理由は主に3つ考えられる。  まずは脈拍や血圧、血糖値などを上げる作用があるコルチゾールが低下すること。  これはストレスを受けたときに副腎から分泌されるホルモンだ。

②次は自律神経への影響。  笑うときは活動時に高まる交感神経が活性化するが、笑った後はリラックス時に優位になる副交感神経に切り替わる。

③そして社会的なつながりも増える。  社会的孤立は病気や死亡リスクを上げるとされるが、人と談笑することでそれとは逆の効果が期待できる。

④大平教授は「1日1回は声を出して笑おう。  笑えない人は"体操"のつもりで『ハッハッハッハッ』と声を出すだけでもいい」と助言する。

3.①ポジティブな感情を持つことも健康によい影響を及ぼす。  順天堂大学(東京・文京)大学院公衆衛生学講座の田島朋知非常勤助教と野田愛准教授らが、3万8660人の地域住民を約11年間観察した結果、生活を楽しんでいる意識が高い人は認知症の発症リスクが低いことがわかった。

②ただ、ストレスを多く自覚していると、生活を楽しんでいても発症予防効果は得られなかった。  野田准教授は「ストレスをコントロールしながら生活を楽しむことで、将来の認知症を予防できる可能性がある」と話す。

③野田准教授らの別の研究では、人生の意味や目的を感じている男性はそうでない男性に比べ動脈硬化の進行が抑えられることも判明している。

4.①気持ちの持ちようと病気との関係では従来、不安や怒りなどのネガティブな感情が重要視されてきたが、最近は強さやしなやかさ、幸福感、感謝といったポジティブな感情を強めることで病気の予防や健康増進を図ろうという「ポジティブサイコロジー」が注目されている。

②日本ポジティブサイコロジー医学会理事で東京医科歯科大学(東京・文京)精神科の高橋英彦教授が特に着目しているのが「自己効力感」だ。  「困難を乗り切れる、自分ならできるという信念を持つ人は実際、病気を克服して元気になっていることが多い」。

③自己効力感を高めるコツは「成功体験」を増やすことだという。  ダイエット中に食べる量を少し減らせた、休日に走ったなど、ちょっとしたことでいい。  「できなかったことよりできたことに目を向け、小さな成功体験を貯金していくといい」と高橋教授。

④また「代理体験」も重要だ。  身近な人が病気と闘ったり、熱心に運動したりしている姿に励まされ「自分もできそうだ」「がんばろう」と思うことで自己効力感が高まる。』

私は道場稽古でも、ところどころに笑いがあるような雰囲気が好きです。  もちろん真面目にやるべき時は、真剣に取り組むべきです。  その使い分けを間違うと、ケガにもつながりかねません。

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