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腸と心の健康その2

前回に引き続き、今回も「腸と心の健康」についてです。  『結局、腸が9割』(川本徹著 アスコム)の「第3章 腸が変われば気分が明るく前向きになる」から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①セロトニンと腸の関係は、腸活の最新トピックスとして話題になることも多いので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。  通称“幸せホルモン" と呼ばれているように、セロトニンは私たちが脳で「幸せだな~」と感じる時の材料になるホルモンのひとつです。

②セロトニンは、ポジティブで前向きな気持ちにさせる・気持ちを安定させる・体をスッキリ目覚めさせる、などの作用が強いので、セロトニンが少ないと、怒りやすい・イライラする・ボーっとするなど、精神が不安定な状態になります。  

③セロトニンは、腸の粘膜の中の「腸クロム親和性細胞」という部分で作られています。  この細胞は自律神経とつながっている細胞なので、自律神経系に直接作用して、セロトニンが脳や他の器官などへ運ばれていきます。  そして、脳の中でそのセロトニンが分泌されると、私たちは幸せや前向きな気分を感じ、精神が安定するのです。

④通常は必要な量が適度に分泌されていますが、ストレスが強くかかって大腸の状態が悪くなったりすると分泌量が減ったり、逆に体がセロトニンを多く必要とする時には、分泌量が増えるようなメカニズムになっています。

⑤便秘や下痢などでお腹の調子を崩した時のことを思い出してみてください。 イライラしやすかったり、悲観的に考えてしまったり、ボーっとしてやる気が起きないなど、メンタル面が不安定になりますよね。  これはただ腹部に不快感があるからというだけでなく、セロトニンの分泌量が減ることが関わっているのです。

⑥近年では、体の中の何と約8割! ほどのセロトニンが、腸で作られていることがわかってきています。  セロトニンを安定して作り続けるためにも、腸の健康は必須なのです。

2.①セロトニンが幸せな気分を作ってくれる、ということは、もしセロトニンの分泌量が減ってしまったらマズイことになりそうだ、と想像がつくと思います。

②近年、うつ症状を患う方が増加していますが、うつと腸の状態が関係しているということはまだあまり知られていません。  実は、うつ状態の人の腸の中を調べてみると、セロトニンの量が少ないということがわかってきています。

③現在うつ病で病院に行くと、ほとんどの場合がSSRIという、脳の中でセロトニンが減らないように働く薬を処方されます。  そのくらい、うつ病とセロトニンの関連はわかってきています。

3.①まだ研究段階ではありますが、さらに最近になって、腸の粘膜の中だけでなく、どうやら腸内細菌自体がセロトニンを作っていることもあるらしい、とわかってきています。

②ですから、いつも幸せな気分で過ごしたいと思ったら、考え方をポジティブにしよう、メンタルを強くしよう、と頑張るよりも、腸活で善玉菌を増やし、セロトニンを分泌させることが先決なのです。』

私も「セロトニンの約8割が腸で作られている」ということを、以前、菊澤院長に教えてもらいました。

明日は三峯神社で大山総裁二十九年慰霊祭です。  天気予報では雨となっています。  傘が必要ですね。









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