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ホー・チ・ミンと毛沢東

『知略の本質』(野中郁次郎他著 日本経済新聞出版社)を読みました。 『第3章 インドシナ戦争・・・ゲリラ戦と正規戦のダイナミックス』の中の「ホー・チ・ミン戦略」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。  ホー・チ・ミンは1920年代からのベトナム独立運動を指導し、1960年代のベトナム戦争を勝利に導いた人物です。

『(1)ホー・チ・ミンは、ゲリラ戦だけでは勝ちきれず、最後に勝利を得るには、毛沢東が理論づけ実践したように、消耗戦になることをよく理解していた。  (中略)  

(2)毛沢東は戦略的ゲリラ戦ともいうべき「遊撃戦」の概念を生み出し、資源の質・量的に圧倒的に格差があるにもかかわらず、蒋介石が指揮する強力な国民党政府軍に勝利した。  (中略)

(3)絶対的兵力数では「一をもって十にあたる」では、量的に勝てないが、あるコンテクスト(情況)に引き込むと、「十をもって一にあたる」という時空間が創造でき、そこでは逆転勝利を収めることができる。  敵を根拠地に深く誘い入れ、固定した戦線という兵站を持たず、必ず緒戦は勝つという原則を持つ。

(4)毛沢東は
①「敵進我退」(進めば退き)
②「敵駐我攪」(駐まれば乱し)
③「敵疲我打」(疲れたら打ち)
④「敵退我追」(退けば追う)
という「十六字訣」を掲げた。

(5)こうした毛沢東の「遊撃戦」の概念をよく理解したホー・チ・ミンの「軍事戦略」の特徴は
①「先手」をとる
②㋑パワー、㋺配置(空間)、㋩タイミング(時間)、㋥策略を総合する
③人民の総力をあげてゲリラ戦と消耗戦を組み合わせる
④敵のハートとマインドを攻撃し味方につけ「戦わずして勝つ」
⑤戦争の始めと終わりを知る
という点にある。』

(4)毛沢東の「十六字訣」と(5)ホー・チ・ミンの「軍事戦略」は、空手の試合にも活かせますね。

特に、「十六字訣」はチーム城西のメインテーマにしたいくらいです。

「十六字訣」を試合に活かす大前提は、肉体・精神の両面のスタミナ(持久力)だと思います。

明日は久しぶりに審査会です。  受審する皆さん、頑張ってください。

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