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粋に生きる

1.過去私のブログで、萩本欽一さんの著書や言葉を三回取り上げています。  今回は『人生後半戦、これでいいの』(萩本欽一著 ポプラ新書)の「第五章 最後まで挑戦したい ~粋に生きるための心構え~」から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①ある日、商社に勤めていた兄貴が「会社を辞めてちょっと商売やりたいんだ、金、出してくれないかな」って言ってきたことがある。  飛ばされたんだなってピンときました。  地方に転勤=左遷=退職っていう図式が見えた。  だけど、誰かを見返そうとして商売を始めても、失敗するのは目に見えている。  「失敗することに金は出さない」って断りました。

②それからこうも言いました。  「細かいことはわからないけど、みんなそうやって腹を立ててやめていくんじゃないの?  そのときに腹を立てなかった人が、今社長をやっているんだと思うよ。  だから、飛ばされたと思わない方がいいんじゃない?  将来活躍してもらうために、健康になってもらいたくて空気のいい田舎に転勤させようっていう、社長の粋な計らいなんじゃないの?」

③結局兄貴は、定年まで会社にいて、のちに関連会社の社長までやりました。  その時の社長がどう思っていたか、本当のところはわからない。  だけど大事なのは、「粋な計らいだ」って思ったこと。  何事も悪く受け止めるより、よく受け止めた方がいいというのかな。  何かを言われた時に「でも」と」返すより「なるほど」と言っている方が、僕はいいような気がする。

④嫌なことにどう対処するか。  そこに、その人の粋さは出ますね。  粋な人は、嫌な去り際にしないし、嫌な分かれ方をしない。  相手とまだ付き合いを続けたいなら、目の前の嫌なことを、最後には感動して泣けるいい物語にするきっかけになるような言葉を発したいものだよね。』


2.別のところで萩本さんは次のように書かれています。

『ぼくが若い頃は、周りには粋な大人が多かった。  その人たちを見て、粋な言葉を使えるのが大人なんだ、と教わった。  あの頃は江戸っ子がまだ生きていたんですね。  今は粋な言葉を話す大人がいないし、どこにも〝粋〟が見当たらない。  政治家も、損か得かの言葉しか言わないし。  なんだか残念だね。』

私が1971年に極真会館に入門したとき、総本部の委員長は壮年部の今村栄一三段でした。  不動産業や旅館業を営む実業家で、アメリカ製の大きな自動車に乗っていらっしゃったのが印象に残っています。

とても粋な方で、私も大変可愛がっていただきましたが、大山総裁が亡くなられてから何年もたたないうちに亡くなられました。  

今の私ぐらいの年齢だったように思います。  今村委員長に比べると、私はまだまだ〝野暮〟だな~(笑)

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