2023.02.25 Sat
徹底的に真似をする
『人はあなたの何を見ているか』(小宮一慶著 エムディエヌコーポレーション)を読みました。 「あこがれる人がいるか」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。
『①実力をつけるには地道な努力、それも「正しい努力の積み重ね」が欠かせないことを言いました。 そのためには、まず正しい努力とは何かを知ること。 あなたの努力が、求められている成果や結果に結びついているかどうかを見極めることが大切です。 (中略)
②それでは、具体的に何をすればいいのでしょうか。 努力の仕方に関して言うと、良い成果物を出している人、あるいは良いアウトプットをしている人を参考にするのが正しい方法です。
③まずは、その人を徹底的に真似することがスタートとなります。 その前提は、その人や成果物にあこがれることです。
④「守破離」という言葉もあるように、最初は「守」です。 うまくいっている人のやり方をきちんと踏襲すること。 うまくいっている人や世間から評価されている人をよく観察し、できればその人にあこがれながら、しっかり真似するようにするのです。
⑤うまくいかない人の大半は、あこがれるべき人を見つけていません。 なぜかというと「素直」でないからです。 (中略)
⑥松下幸之助(パナソニック創業者)さんも言っているように、「素直」が一番大事です。 うまくいっている人にあこがれて、その人がやっていることを素直に真似すること。 それだけでも、ある程度の水準までは到達できます。 そんなに難しい話ではありません。
⑦誰もしていないことをするのは大変ですが、ほとんどのケースは、誰かがしていることを同じように実施しているだけです。 誰もしていないことをする場合でも「基礎」が大切なことは言うまでもありません。 とにかく、うまくいっている人を真似することから始めるべきでしょう。
⑧私が出版社の人に言うのは「売れている本を研究していますか?」ということです。 編集者の多くは、地頭が良いということもあり、自分の頭で考えて独自のものをつくろうとしがちです。 でもそれでは、単なる独善の場合が少なくないのです。 そういう人は、ベストセラーを出せません。
⑨けれど、ベストセラーを出している編集者の多くは、売れている本をきちんとリサーチしています。 売れ筋の本をチェックし、データを集め、そこからどんな本をつくるべきなのかを考えているのです。
⑩それもまた、「うまくいっている人の真似」と同じです。 どんな仕事でもそうなのですが、突き詰めると、まずは他社がやっていることを他社よりうまくやればいいだけの話です。
⑪そのためには、素直にあこがれて、それを真似してやってみることです。 それが、正しい努力です。 そうしてその先にこそ、「破・離」、つまり、応用や独自のアウトプットがあるのです。』
本書はビジネス書ですが、空手の上達においても、まったく同じことが言えると思います。
㋑過去や現在の選手の中であこがれる選手を見つけ、㋺映像を繰り返し観て、㋩何度も動作を反復し、㊁徹底的に真似をすることが上達への近道です。
『①実力をつけるには地道な努力、それも「正しい努力の積み重ね」が欠かせないことを言いました。 そのためには、まず正しい努力とは何かを知ること。 あなたの努力が、求められている成果や結果に結びついているかどうかを見極めることが大切です。 (中略)
②それでは、具体的に何をすればいいのでしょうか。 努力の仕方に関して言うと、良い成果物を出している人、あるいは良いアウトプットをしている人を参考にするのが正しい方法です。
③まずは、その人を徹底的に真似することがスタートとなります。 その前提は、その人や成果物にあこがれることです。
④「守破離」という言葉もあるように、最初は「守」です。 うまくいっている人のやり方をきちんと踏襲すること。 うまくいっている人や世間から評価されている人をよく観察し、できればその人にあこがれながら、しっかり真似するようにするのです。
⑤うまくいかない人の大半は、あこがれるべき人を見つけていません。 なぜかというと「素直」でないからです。 (中略)
⑥松下幸之助(パナソニック創業者)さんも言っているように、「素直」が一番大事です。 うまくいっている人にあこがれて、その人がやっていることを素直に真似すること。 それだけでも、ある程度の水準までは到達できます。 そんなに難しい話ではありません。
⑦誰もしていないことをするのは大変ですが、ほとんどのケースは、誰かがしていることを同じように実施しているだけです。 誰もしていないことをする場合でも「基礎」が大切なことは言うまでもありません。 とにかく、うまくいっている人を真似することから始めるべきでしょう。
⑧私が出版社の人に言うのは「売れている本を研究していますか?」ということです。 編集者の多くは、地頭が良いということもあり、自分の頭で考えて独自のものをつくろうとしがちです。 でもそれでは、単なる独善の場合が少なくないのです。 そういう人は、ベストセラーを出せません。
⑨けれど、ベストセラーを出している編集者の多くは、売れている本をきちんとリサーチしています。 売れ筋の本をチェックし、データを集め、そこからどんな本をつくるべきなのかを考えているのです。
⑩それもまた、「うまくいっている人の真似」と同じです。 どんな仕事でもそうなのですが、突き詰めると、まずは他社がやっていることを他社よりうまくやればいいだけの話です。
⑪そのためには、素直にあこがれて、それを真似してやってみることです。 それが、正しい努力です。 そうしてその先にこそ、「破・離」、つまり、応用や独自のアウトプットがあるのです。』
本書はビジネス書ですが、空手の上達においても、まったく同じことが言えると思います。
㋑過去や現在の選手の中であこがれる選手を見つけ、㋺映像を繰り返し観て、㋩何度も動作を反復し、㊁徹底的に真似をすることが上達への近道です。