2021.07.11 Sun
アイシング
1.朝日新聞夕刊の連載『ぶらっとラボ』の7月5日のタイトルは『アイシング、回復遅らせる?』でした。 番号を付けて紹介します。
『①肉離れなどの筋肉がひどく傷つくけがに対し、氷などで冷やす「アイシング」はむしろ回復を遅らせてしまうかもしれない――。 スポーツの現場などでよく使われる処置の「常識」を覆す結果を、神戸大学の荒川高光准教授らのチームがマウスを使った実験で明らかにした。
②肉離れやねんざなどのけがに対し、スポーツや体育の現場ではけがの程度にかかわらず、アイシングがよく実施されている。 ただ、その長期的な効果は不明なことが多かった。
③チームは重いけがに焦点を当て、マウスを使って実験した。 実験では、重度の肉離れに近い筋損傷を再現したマウスの脚に氷の入った袋を30分間、2時間ごとに3回あてることを3日間続けた。
④けがから2週間後に筋肉を観察すると、アイシングをした場合は、していない場合に比べて筋肉の線維の断面積が小さく、再生が遅れている可能性があるとわかった。
⑤傷ついた筋肉が再生する時にはマクロファージなどの「炎症細胞」が集まり、壊れた筋細胞を食べた後に新しい筋細胞が作られていく。 ただ、詳しく観察すると、アイシングをした場合は壊れた筋細胞の近くに炎症細胞が集まるのが約1日遅くなり、組織に十分入り込んでいかないことがわかった。
⑥荒川さんは「炎症細胞が壊れた筋細胞をちゃんと食べることが、早い回復につながるのかもしれない」と話す。 壊れた筋細胞を炎症細胞が処理する過程では炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす。 アイシングは炎症を抑えるが、同時にけがからの回復も抑えてしまっている可能性がある。
⑦チームは筋損傷が軽い場合についても調べる。 荒川さんは「アイシング全部が悪いとは思っていないが、パーフェクトとは言えない。 何でもかんでも冷やすのではなく、回復を早めるために冷やさない選択肢もあると知ってほしい」と話す。』
2.前回のブログで大谷翔平選手を取り上げました。 昨日の朝日新聞夕刊に、昨季までのエンゼルス戦の実況アナウンサーとして、「ビッグフライ! オオタニサン!」の名フレーズで知られたビクター・ロハスさんのインタビュー記事が載っていました。 抜粋し、番号を付けて紹介します。
『①大谷選手の活躍はテレビで見ているといい、「昨季は苦しんでいたのに、それを覆して数字を出し続け、どんな状況でも自信を持ってプレーしている。 控えめに言っても素晴らしい」と賛辞を送った。
②左ひざの手術を経て、昨季は打率1割9分と不調に苦しんだ。 「あの苦労を乗り越えたことに驚いている。 昨年の彼はひどい状況にみえた。 打席で完全に迷っているようだった」
③ロハスさんは、そんな大谷選手の精神力に感嘆する。 「物事が悪く進むと、凡人はメンタル面の影響が長引く。 だがマイク・トラウトやミゲル・カブレラのような名選手はすぐに切り替えることができる」
④「大リーグに到達する選手には、誰しも才能がある。 でも、さらに上のレベルとして、神の手に触れた選手たちがいる。 説明不能な信じられないプレーをする人たちだ。 ショウヘイもその域に達しつつあるのではないか。 しかも投打の両方で」
スーパースターのことを「神の手に触れた選手たち」と言われていますが、ある意味そうかもしれませんね。
昨日の33号も、ライトスタンドの4階席に飛び込む超特大ホームランでした。 ダッグアウトにいるチームメイトたちの驚いた顔が忘れられません 笑
今日もこの後、BS1でオオタニサンです(^^)/
『①肉離れなどの筋肉がひどく傷つくけがに対し、氷などで冷やす「アイシング」はむしろ回復を遅らせてしまうかもしれない――。 スポーツの現場などでよく使われる処置の「常識」を覆す結果を、神戸大学の荒川高光准教授らのチームがマウスを使った実験で明らかにした。
②肉離れやねんざなどのけがに対し、スポーツや体育の現場ではけがの程度にかかわらず、アイシングがよく実施されている。 ただ、その長期的な効果は不明なことが多かった。
③チームは重いけがに焦点を当て、マウスを使って実験した。 実験では、重度の肉離れに近い筋損傷を再現したマウスの脚に氷の入った袋を30分間、2時間ごとに3回あてることを3日間続けた。
④けがから2週間後に筋肉を観察すると、アイシングをした場合は、していない場合に比べて筋肉の線維の断面積が小さく、再生が遅れている可能性があるとわかった。
⑤傷ついた筋肉が再生する時にはマクロファージなどの「炎症細胞」が集まり、壊れた筋細胞を食べた後に新しい筋細胞が作られていく。 ただ、詳しく観察すると、アイシングをした場合は壊れた筋細胞の近くに炎症細胞が集まるのが約1日遅くなり、組織に十分入り込んでいかないことがわかった。
⑥荒川さんは「炎症細胞が壊れた筋細胞をちゃんと食べることが、早い回復につながるのかもしれない」と話す。 壊れた筋細胞を炎症細胞が処理する過程では炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす。 アイシングは炎症を抑えるが、同時にけがからの回復も抑えてしまっている可能性がある。
⑦チームは筋損傷が軽い場合についても調べる。 荒川さんは「アイシング全部が悪いとは思っていないが、パーフェクトとは言えない。 何でもかんでも冷やすのではなく、回復を早めるために冷やさない選択肢もあると知ってほしい」と話す。』
2.前回のブログで大谷翔平選手を取り上げました。 昨日の朝日新聞夕刊に、昨季までのエンゼルス戦の実況アナウンサーとして、「ビッグフライ! オオタニサン!」の名フレーズで知られたビクター・ロハスさんのインタビュー記事が載っていました。 抜粋し、番号を付けて紹介します。
『①大谷選手の活躍はテレビで見ているといい、「昨季は苦しんでいたのに、それを覆して数字を出し続け、どんな状況でも自信を持ってプレーしている。 控えめに言っても素晴らしい」と賛辞を送った。
②左ひざの手術を経て、昨季は打率1割9分と不調に苦しんだ。 「あの苦労を乗り越えたことに驚いている。 昨年の彼はひどい状況にみえた。 打席で完全に迷っているようだった」
③ロハスさんは、そんな大谷選手の精神力に感嘆する。 「物事が悪く進むと、凡人はメンタル面の影響が長引く。 だがマイク・トラウトやミゲル・カブレラのような名選手はすぐに切り替えることができる」
④「大リーグに到達する選手には、誰しも才能がある。 でも、さらに上のレベルとして、神の手に触れた選手たちがいる。 説明不能な信じられないプレーをする人たちだ。 ショウヘイもその域に達しつつあるのではないか。 しかも投打の両方で」
スーパースターのことを「神の手に触れた選手たち」と言われていますが、ある意味そうかもしれませんね。
昨日の33号も、ライトスタンドの4階席に飛び込む超特大ホームランでした。 ダッグアウトにいるチームメイトたちの驚いた顔が忘れられません 笑
今日もこの後、BS1でオオタニサンです(^^)/