2020.04.26 Sun
歩くだけでウイルス感染に勝てる
『歩くだけでウイルス感染に勝てる!』(長尾和弘著 山と渓谷社 2020年4月25日初版第1刷発行)を読みました。 抜粋し、番号を付けて紹介します。
『1.①大切なのはウイルス感染で死なないこと。 治療法がないウイルスへの対策は予防がすべてと言っても過言ではありません。
②ウイルスで死なないためのキーワードは抵抗力と免疫力を上げること。 そのために必要な方法が「歩く」ことだと思います。
2.①(ウイルスが)生き物かどうかは意見が分かれるところですが、私は「物質」だと思っています。 だからウイルスが消えた場合は「死んだ」とは表現しません。 「不活化」といいます。
②生物とウイルスはどちらが先に生まれたのでしょうか。 人間の歴史は約20万年。 それに対し、ウイルスは数億年前から存在していたといわれています。
③ウイルスにはまだまだ謎が多く、わかっていないことだらけです。 人間にとってウイルスは大先輩。 だからこそ、ウイルスとの闘いに勝つのは容易ではありません。 人間の歴史を振り返ると、ウイルスに対して苦戦の連続だったことがわかります。
3.①人類がウイルスに勝利した少ない事例として、C型肝炎ウイルスが挙げられます。 (中略) 新薬の開発が進み、C型肝炎に効果がある薬剤が次々と誕生。 ウイルスの発見から約30年後に、C型肝炎は薬での完治がほぼ可能となりました。
4.実は、コロナウイルスはありふれたウイルスで、全部で6種類あるといわれています。 そのうち、いわゆる風邪ウイルスが4種類あり、5番目がSARS、6番目がMERSで、今回の新型コロナは7番目の新しいコロナウイルスです。
5.ウイルス対策は薬よりも予防につきます。 こまめな手洗いと、距離感を意識して密閉空間を避けることが基本です。 こまめに窓を開けて換気しましょう。
6.①もっとも有効なウイルス対策は、体力アップ、つまり抵抗力・免疫力を上げることです。 人口のワクチンではなく、いわば自然のワクチン(のようなもの)をつくっておくこと。
②ウイルスが体内に入ると炎症反応が起きて、免疫システムが作動しはじめます。 司令塔であるT細胞というリンパ球が、B細胞に、ウイルスに対する抗体をつくるよう指示を出します。 それを受けたB細胞がウイルスに対抗するための抗体をつくりはじめます。 こうしてウイルスを不活化させます。
③適度な運動を行うと、免疫システムが活性化されることがわかっています。 あくまでも「適度」というところがポイントです。 この「適度な運動」にちょうど良いのが、歩くこと=ウォ―キングです。
7.ウォ―キングに適した時間帯はあるのでしょうか。 ウイルス対策として考えるならば、できるなら毎日、太陽が出ている時間帯に歩いてください。 一般にウイルスは紫外線にとても弱く、紫外線に当たると不活化します。
8.(自律神経の)副交感神経といえば代表的な神経が「迷走神経」です。 わかりやすく言えばリラックス神経。 ウイルス流行期こそ迷走神経優位な生活を送りましょう。 (中略) 副交感神経を優位にするための「迷走神経生活」の一例をまとめました。 これらの生活を心がけることで、自律神経が整います。
①歩行を習慣化する
②暴飲暴食をせず、バランスの良い食事を心がける
③夕食は寝る3時間前までに終わらせる。 寝酒はやめる
④ヨガや太極拳で、呼吸を意識した静的な運動をする
⑤決まった時間に起き、朝日を浴びて体内時計をリセットする
⑥寝る前はクラシック音楽を聴くなどリラックス環境をつくる
⑦お風呂の温度を40度以下にして、交感神経を刺激しない
⑧人間関係の悩みを解消し、ストレスのかからない生活を意識する
9.①国によって(新型コロナの)検査法や基準が違うので感染者数の国際比較はあまり参考になりません。 死亡者数に注目すべきです。 日本は先進国中、最低レベルです。 新型コロナは極論すれば、かかっても仕方がない。 死ななければいいのです。
②「早くかかって免疫をつけておいたほうがいいよ」と公言する専門家も出ています。 そう考えると、封じ込めるとか、闘うというイメージよりも、「上手に付き合う」とか「上手に共存する」という方針に変わってくる可能性があります。
10.①気にしなければならないのは、重症化した人、死亡者数と両者の割合です。 陽性者が増えたといったって無症状の人が多いのですから、気の弱い人はコロナ報道など観ない方がいいです。
②もしそんな時間があるのなら歩きましょう。 情報よりも体力・抵抗力。
11.新型コロナウイルスも、現在はインフルよりも少し重篤な病気でしょうが、いずれ風邪のようにありふれた病気になります。 仮に感染しても自然治癒するかどうかは、まさに免疫力にかかっています。 もし特効薬が見つかれば状況が急展開する可能性がありますが、それまでの間、できることは自助努力しかありません。
12.①たとえ肺炎を発症しても、ほとんどの人は死にません。 日本の医療レベルはすごいものです。 日本には国民皆保険制度があります。 そして世界でいちばん清潔な国です。 街もトイレも水もきれいです。 毎日のように風呂に入り、温熱療法(HSPといいます)で免疫を高めているのは日本人ぐらいです。 清潔な生活環境と、まじめな国民性があるのでほかの国に比べて死亡率がずば抜けて低いのだと理解しています。
②ウイルスで死なないための戦略を立てなければならないのは、どのウイルスに対しても同じですが、基礎は抵抗力・免疫力です。 ウイルスで死なないために歩く。 この意識を皆さんで共有すれば、日本は新興ウイルスに強い国でいられます。
13.人間の歴史を振り返れば、新型コロナの次は8番目、9番目のコロナウイルスが必ず登場するのでしょう。 人間とウィルスとの付き合いは、人間が存在する限りずっと続くわけです。 (中略) 歩行習慣により、この国難を乗り切ることができると信じています。』
私は今朝も、日課の「立禅・意拳」と「ウォ―キング」でした。 本書でいうように、自助努力で抵抗力・免疫力を上げるしかありません。
緊急事態宣言で、道場は休講せざるを得ませんが、現在150人以上の方々に参加していただいているオンライン稽古を通じて、会員の皆さんの抵抗力・免疫力がアップされれば幸いです。
『1.①大切なのはウイルス感染で死なないこと。 治療法がないウイルスへの対策は予防がすべてと言っても過言ではありません。
②ウイルスで死なないためのキーワードは抵抗力と免疫力を上げること。 そのために必要な方法が「歩く」ことだと思います。
2.①(ウイルスが)生き物かどうかは意見が分かれるところですが、私は「物質」だと思っています。 だからウイルスが消えた場合は「死んだ」とは表現しません。 「不活化」といいます。
②生物とウイルスはどちらが先に生まれたのでしょうか。 人間の歴史は約20万年。 それに対し、ウイルスは数億年前から存在していたといわれています。
③ウイルスにはまだまだ謎が多く、わかっていないことだらけです。 人間にとってウイルスは大先輩。 だからこそ、ウイルスとの闘いに勝つのは容易ではありません。 人間の歴史を振り返ると、ウイルスに対して苦戦の連続だったことがわかります。
3.①人類がウイルスに勝利した少ない事例として、C型肝炎ウイルスが挙げられます。 (中略) 新薬の開発が進み、C型肝炎に効果がある薬剤が次々と誕生。 ウイルスの発見から約30年後に、C型肝炎は薬での完治がほぼ可能となりました。
4.実は、コロナウイルスはありふれたウイルスで、全部で6種類あるといわれています。 そのうち、いわゆる風邪ウイルスが4種類あり、5番目がSARS、6番目がMERSで、今回の新型コロナは7番目の新しいコロナウイルスです。
5.ウイルス対策は薬よりも予防につきます。 こまめな手洗いと、距離感を意識して密閉空間を避けることが基本です。 こまめに窓を開けて換気しましょう。
6.①もっとも有効なウイルス対策は、体力アップ、つまり抵抗力・免疫力を上げることです。 人口のワクチンではなく、いわば自然のワクチン(のようなもの)をつくっておくこと。
②ウイルスが体内に入ると炎症反応が起きて、免疫システムが作動しはじめます。 司令塔であるT細胞というリンパ球が、B細胞に、ウイルスに対する抗体をつくるよう指示を出します。 それを受けたB細胞がウイルスに対抗するための抗体をつくりはじめます。 こうしてウイルスを不活化させます。
③適度な運動を行うと、免疫システムが活性化されることがわかっています。 あくまでも「適度」というところがポイントです。 この「適度な運動」にちょうど良いのが、歩くこと=ウォ―キングです。
7.ウォ―キングに適した時間帯はあるのでしょうか。 ウイルス対策として考えるならば、できるなら毎日、太陽が出ている時間帯に歩いてください。 一般にウイルスは紫外線にとても弱く、紫外線に当たると不活化します。
8.(自律神経の)副交感神経といえば代表的な神経が「迷走神経」です。 わかりやすく言えばリラックス神経。 ウイルス流行期こそ迷走神経優位な生活を送りましょう。 (中略) 副交感神経を優位にするための「迷走神経生活」の一例をまとめました。 これらの生活を心がけることで、自律神経が整います。
①歩行を習慣化する
②暴飲暴食をせず、バランスの良い食事を心がける
③夕食は寝る3時間前までに終わらせる。 寝酒はやめる
④ヨガや太極拳で、呼吸を意識した静的な運動をする
⑤決まった時間に起き、朝日を浴びて体内時計をリセットする
⑥寝る前はクラシック音楽を聴くなどリラックス環境をつくる
⑦お風呂の温度を40度以下にして、交感神経を刺激しない
⑧人間関係の悩みを解消し、ストレスのかからない生活を意識する
9.①国によって(新型コロナの)検査法や基準が違うので感染者数の国際比較はあまり参考になりません。 死亡者数に注目すべきです。 日本は先進国中、最低レベルです。 新型コロナは極論すれば、かかっても仕方がない。 死ななければいいのです。
②「早くかかって免疫をつけておいたほうがいいよ」と公言する専門家も出ています。 そう考えると、封じ込めるとか、闘うというイメージよりも、「上手に付き合う」とか「上手に共存する」という方針に変わってくる可能性があります。
10.①気にしなければならないのは、重症化した人、死亡者数と両者の割合です。 陽性者が増えたといったって無症状の人が多いのですから、気の弱い人はコロナ報道など観ない方がいいです。
②もしそんな時間があるのなら歩きましょう。 情報よりも体力・抵抗力。
11.新型コロナウイルスも、現在はインフルよりも少し重篤な病気でしょうが、いずれ風邪のようにありふれた病気になります。 仮に感染しても自然治癒するかどうかは、まさに免疫力にかかっています。 もし特効薬が見つかれば状況が急展開する可能性がありますが、それまでの間、できることは自助努力しかありません。
12.①たとえ肺炎を発症しても、ほとんどの人は死にません。 日本の医療レベルはすごいものです。 日本には国民皆保険制度があります。 そして世界でいちばん清潔な国です。 街もトイレも水もきれいです。 毎日のように風呂に入り、温熱療法(HSPといいます)で免疫を高めているのは日本人ぐらいです。 清潔な生活環境と、まじめな国民性があるのでほかの国に比べて死亡率がずば抜けて低いのだと理解しています。
②ウイルスで死なないための戦略を立てなければならないのは、どのウイルスに対しても同じですが、基礎は抵抗力・免疫力です。 ウイルスで死なないために歩く。 この意識を皆さんで共有すれば、日本は新興ウイルスに強い国でいられます。
13.人間の歴史を振り返れば、新型コロナの次は8番目、9番目のコロナウイルスが必ず登場するのでしょう。 人間とウィルスとの付き合いは、人間が存在する限りずっと続くわけです。 (中略) 歩行習慣により、この国難を乗り切ることができると信じています。』
私は今朝も、日課の「立禅・意拳」と「ウォ―キング」でした。 本書でいうように、自助努力で抵抗力・免疫力を上げるしかありません。
緊急事態宣言で、道場は休講せざるを得ませんが、現在150人以上の方々に参加していただいているオンライン稽古を通じて、会員の皆さんの抵抗力・免疫力がアップされれば幸いです。