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2015極真祭

22日・23日は京都で『2015極真祭』でした。  城西からも何人かの選手が出場しました。  入賞した選手について感じたことを書いてみます。

①小木戸瑛斗(型12歳~14歳男子・第3位)・・・昨年の「型11歳男女混合」で優勝しましたが、今年は上級生も交じっていたクラスで第3位でした。  来年は優勝できるよう精進してもらいたいと思います。

7月5日にブラジル・サンパウロで行われた『ブラジル極真40周年記念ワールドカップ』の決勝戦で10何年ぶりに主審をやりました。  各地域からの混合チームの団体対抗戦で「型・ユース・女子・壮年・一般」のそれぞれの試合が行われます。  決勝は日本対ロシアで「一般」を引き分けた以外はすべてロシアの勝ちでした。

型について、私自身の採点でもロシアの勝ちとしましたが、その理由は見た目の威力の差でした。  型は決められた動作を誤りなく行うことがもちろん大切ですが、あくまで武道ですから動作の中の突き蹴りがもし実際に当たったら相手が倒せることを前提とします。  そうでなければ、空手に似たただの踊り(ダンス)です。

今後型試合に出場する選手の参考になればと思います。


②中水流梨央(組手8歳女子トーナメント・優勝)・・・7月の関東大会に続く優勝です。  1回戦昨年の優勝者田口選手との試合開始早々上段を蹴られヒヤッとしましたが副審の旗2本で主審は取りませんでした。  その場面以外は、その試合を含め技ありか一本勝ちが3試合続く圧勝です。

大山倍達総裁が生前「たまたま運良く全日本チャンピオンになることがある。  三連覇すれば本当のチャンピオンだ。」と言われていました。  慢心することなく三連覇を目指して稽古してもらいたいと思います。

いずれにしてもリオおめでとう。  素晴らしい試合内容でした。


③高嶋丈生(組手16歳・17歳男子選抜無差別級・第4位)・・・6月の「全日本ウェイト制・高校生-65㎏級・第3位」に続く入賞です。  その時のブログに次のように書きました。

「今春の西東京都大会で優勝したり、力をつけてきました。  特に間合いを取った中での上段への蹴りには光るものを感じます。  今後は今回の敗戦でも体験した接近戦での「しのぎ合い」が課題です。  ①ウェイトトレーニングによる体幹の強化(相手の突きのラッシュで崩されないために)、②打たせ稽古(相手の突きで効かされないために)、③突きの稽古(強い突きを武器の一つに加えるために)に力を入れる必要があります。」

今回の準決勝は強豪の小川亮選手に本戦で負けましたが副審の旗は2本が小川選手・1本が丈生・1本が引き分けという内容です。  大分実力が上がってきたな、という印象を持ちました。  

ただ、1回戦で相手の正面に立って何もせずにくっついてしまい「注意」を取られた場面がありました。  近付いたら叩く、叩かないなら横に回るか、離れることが重要です。

初日の「13歳・14歳男子+55㎏級」でベスト8だった庄司宇天名も似たタイプなのですが、両者のこれからの課題はひたすら「ウェイトトレーニング」です。  スクワットを中心とした下半身の強化・ベンチプレスを中心とした上半身の強化の二つとも重要です。

また、ウェイトトレーニングと並行して食事の量を増やし、体重増を図ることも重要です。  体重無差別の格闘技では食事も稽古のうちです。  胃も筋肉ですから食事の量を徐々に増やしていけば、たくさん食べることもできるようになるものです。


暑い中、試合に出場した皆さん、お疲れ様でした。  セコンド・応援の皆さん、ありがとうございました。

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