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靴とソチ・オリンピック

1.靴

『①ジョンとエドが山登りをしていた。  渓流のほとりにちょうどいい岩場があったので、ふたりはそこに腰掛け、足を川にひたして、のんびり弁当を食べていた。

②そのとき対岸にクマが現れ、川を渡ってきた。

③すると、ジョンが慌てて靴を履こうとした。  「おい、動くな。  クマは動いている奴を狙ってくるんだ」

④それでもジョンは靴を履こうとする。  「やめろって!  あいつより速く山道を逃げられると思っているのか?」

⑤エドは言った。  「いいや。  だけど、君より速く逃げられればいいんだ」』

(週刊新潮2月6日号より)


2.ソチ・オリンピック

①昨晩は深夜4時半ごろまで男子のフィギュアスケートを観ていました。  ショートプログラム一位の羽生結弦選手と二位のパトリック・チャン選手との事実上の一騎打ちです。  

②まず初めに滑った羽生選手は滑り出しのジャンプを二度失敗。  チャン選手の金メダルかと思いましたが、ジャンプで手を付いたり小さなミスが重なり、結局羽生選手が金メダルです。

③夏季・冬季とも寝不足を承知でテレビを見ます。  日本人選手への期待や応援はあるのですが、それ以上に興味があるのは四年に一度の大舞台でどういう選手が勝ち、どういう選手が勝てないかです。

④50年前の東京オリンピックから観続けていますが、私の中で結論が出ているわけではありません。  羽生選手や体操の内村選手のような他に抜きんでた才能はもちろん重要ですが、やはりもともと持っているスター性が大きいような気もします。

⑤私が知る中で言えば、かっての長嶋茂雄選手のような輝きを持った選手です。  大きな試合になればなるほど結果を出す、こういった運命(星)を持った選手がいるような気がします。

⑥今回の羽生選手にもそういった部分を感じました。  プルシェンコ選手の棄権、チャン選手の自滅に近いミスなど羽生選手の実力とは関係ない部分でのできごとです。  「オリンピックの女神は羽生選手にほほ笑んだ」ということかもしれません。

⑦二度の転倒の後もあきらめずに全力を尽くしたこと、もって生まれた才能、インタビューから感じられた素直さや聡明さも必要条件だったとは思いますが。

⑧チーム城西にもそんなスターが現れないかな~(笑)  

羽生選手とチャン選手の滑りを観ていて、久しぶりに手に汗握る深夜のテレビ観戦となりました。

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