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2013.11.23 Sat
スピリチュアル本
最近読んだスピリチュアル(霊的)な本2冊から抜粋し、番号を付けて紹介します。
1.『最後のイタコ』(松田広子著 扶桑社)
※イタコ・・・(主に東北地方で)霊界と人間との間にたって神おろしや死霊の口寄せをする巫女(みこ)のこと(大辞林)
『①日ごろ、みなさんから相談される問題や悩みごとなどの具体的な内容はさまざまです。 (中略) どんな方でも、日ごろのおこないや心の持ち方を少し変えるだけで、問題が徐々に解決へと向かい人生が明るくなっていきます。
②時には、霊の影響が考えられるケースもありますが、それはごくまれです。 ほとんどの方は、自分の思い込みや行動で問題を悪化させていたり、新たにトラブルをつくり出しているケースが多いのです。
③もし、最近トラブルや不幸が続くという場合は、「あなたは、このままではまずいですよ」というサインです。 普段、自分がどんな立ち居振る舞いをしているのか。 仕事や家事で手抜きをしていないか。 人に接する態度がおかしくないか。
④自分の環境を見渡し、自分自身を見つめ直してみると、なぜ、こんな事態になっているのか、思い当たることが出てくるはずです。 そこを直していくと、自然に悪いことは起きなくなります。 (中略)
⑤自分を一気に変えるのは、むずかしいでしょう。 でも、「笑顔で挨拶する」 「相手を非難するのをやめる」 「きつい言葉遣いをしない」など、たったひとつでも変えることができたら、そこから問題解決へとつながっていきます。
⑥その「たったひとつ」を見つけるお手伝いができればと思います。』
2.『宇宙からのサイン』(浅見帆帆子著 ダイヤモンド社)
『①これからの時代は「心の時代」です。 精神的なものや、その人自身の感じ方など、目に見えない種類のことが大切にされてくる時代です。
②たとえば、なにかを選択するときには、頭で考える理屈ではなく、あなた自身が本音で感じる感覚を基準にしていいことになります。
③つまり、「好き、ワクワクする、居心地がいい、違和感がない」と感じるものを選び、それとは逆に「嫌い、モヤモヤする、苦しい、違和感がある」と感じるものは選ばなくてよくなる・・・その方法でうまくいくようになります。
④それは、『心で感じることは真実を伝えている』ということに、ひとりひとりが気付くようになってきたからでしょう。
⑤たとえば、本音と違うことを我慢し続けたり、力で人に強制したり(されたり)、義理や損得や打算だけで動いたり、あえて苦しい道を選ぶことで成長しようとしたり、他人と比較することで競争したり、自分の利益だけを考えて無理を通し続けたり・・・というような、本当は心がモヤモヤするやり方を続けている人、団体、企業はうまくいかなくなっているということに、多くの人が気付き始めたのです。
⑥ひとりひとりの感じる力が強まった結果、自分の心にごまかしはできなくなっているのです。』
明日はビギナーズカップ、月~水曜日は中国・煙台です。 天気予報では最高気温が8度・8度・2度、最低気温が5度・0度・1度、水曜日は雪マークとなっています。 マイッタナ~(笑)
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2013.11.16 Sat
悪人論
1.11月13日の朝日新聞の『(リレーおぴにおん)私の悪人論7』は静岡文化芸術大学准教授の磯田道史さんのインタビュー記事で、タイトルは『私欲の改革者は嫌われる』でした。 抜粋し、番号を付けて紹介します。
『(1)日本で悪人にされやすいパターンは主に五つあります。 ①まず、争いに敗れた人。 石田三成が典型ですね。 ②次に、足利尊氏のように天皇や朝廷に逆らった人。 ③第3に、自伝などを残さず、事績がわかりにくい人。 ④4番目は経済に通じた人。 ⑤最後に主(あるじ)を殺した人です。
(2)④の経済通が悪人にされやすいのは日本独特の現象です。 経済を立て直そうとすると評判を落とす。 (中略) そもそも改革をする人は嫌われやすく、悪人とされるかは、禄(ろく・・・支給される手当)を増やしたかどうかで決まる部分が大きい。
(3)薩摩藩の財政を立て直した調所広郷は、茶坊主(ちゃぼうず・・・武家の城中・邸内で、茶の湯や給仕などをつとめた者)から登用されて家老にまで出世したために、悪人と呼ばれて不幸な末路をたどった。
(4)同じ茶坊主上がりでも、中津藩の財政改革をした黒沢庄右衛門は禄を上げてもらわなかった。 後に失脚はしますが、身は無事でした。 彼は「うらやましがられぬ様ニいたす事、身を守るの一助とうけたまわる」という言葉を残しています。 嫉妬の怖さを知り抜いていたんです。
(5)権力の交代につきものなのが⑤の主殺し。 ただ、やるなら共犯者を作るべきです。 松永久秀のように、手元の軍事力の少ない足利義輝をいきなり襲って殺すと、極悪人とされてしまう。
(6)徳川家康は、1596年の伏見地震の時など、豊臣秀吉を殺すチャンスは何度もあったけれど、やらなかった。 正々堂々と、大軍勢を集めて秀頼を殺した。 善人・悪人を決めるのは、受益者なんです。 世間の半分くらいを共犯者に仕立てて主殺しをやれば、受益者が多いので、悪人とはされない。
(7)私が絶対的な悪人だと思う人間をひとり挙げるとすれば、鳥居耀蔵です。 (老中である水野忠邦の天保の改革の下)幕府の目付として「蛮社の獄」を首謀し、渡辺崋山や高野長英らを弾圧した。
(8)優秀な官僚で、幕府の体制を守るという動機でやったのでしょうが、後世への影響が悪すぎた。 自分の狭い了見や利益のために歴史の歯車を逆回転させてしまう人が、本当の悪人です。
(9)悪人と呼ばれないためには、目先の利益より、未来に生きる人たちを考えて行動すべきです。 「将来の人たちへの愛を持て」ということを歴史は教えてくれます。』
2.昨日、久しぶりに辻・本郷税理士法人理事長の本郷孔洋先生にお目に掛かりました。 辻・本郷税理士法人は従業員数700人の日本最大の独立系税理士法人です。 1987年からなのでもう26年になりますが、時々先生のお話を伺い、ビジネスや人生についての様々なヒントをいただいています。
『①男が床屋にやってきた。 散髪が終わると男は、待たせていた子供を指して言った。
②「この子の髪もさっぱりさせてくれ。 私はちょっと買い物に行ってくる」 「承知しました」
③床屋は子供の髪を切り終えて、男の帰りを待ったが、男は数時間たっても帰って来なかった。
④「随分遅いね、君のパパは」 「あの人はパパじゃないよ」
⑤「エッ! 誰なんだ?」 「公園で遊んでいたら、声をかけられたの。 二人してタダで散髪してもらおうって」 (『週刊新潮』)
14日付で配信されてきた本郷先生のメルマガからコピーさせていただきました(笑)
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2013.11.10 Sun
叱る力
『叱る力』(坂田信弘著 双葉新書)を読みました。 プロゴルファー・作家の坂田さんは『坂田塾』を主宰し、古閑美保さんをはじめとする多数のプロゴルファーを輩出しています。 『坂田塾 7つの決まりごと』の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。
『①平成6年、開塾2年目の夏だった。 私は熊本塾生を連れて、長崎空港CC(カントリークラブ)にて一週間の合宿を行った。 (中略) 2日目の朝、私は小学6年生を2人、熊本へ送り返した。
②合宿は、朝6時の集合に始まる。 これは毎日の決まりだった。 (中略) 6時集合ということは5時50分に集まらなきゃいかん。 どんなに遅くても55分までに約束の場所に集まることを教えた。 しかし、2人が約束の時間に来なかった。
③6時02分、正確には1分30秒。 2人はロビーに駆け込んできた。 1人は現在プロになり、もう1人は腰を痛めてゴルフを辞め、今はアメリカへ渡った。
④朝6時のクラブハウスのロビーに人影はない。 そのロビー、集まった塾生の前で、私は履いていた運動靴を脱ぎ、それで2人の頭を殴った。
⑤熊本まで、私は小学6年生の女子2人に帰れと命じたのだ。 2人は泣いた。 私は2人を許さなかった。
⑥そして、私は他の塾生達を怒鳴り上げた。 1人の責任はみんなの責任である。 「みんな起きたか?」と声を掛け合うことができんのか。 「自分だけ時間に間に合えばいいと部屋を飛び出す。 そんなことが許されるのか?」と。
⑦手を差し伸べられることがあれば、差し伸べる。 自分だけ満腹で、他の子が飢えていたら、自分の満腹度を削ってでも、飢えた子に食べ物を与えなきゃいけない。 1人の幸せとは、みんなの幸せを求めることだ。 「そのための旅じゃないか。 なのに、お前たち、自分のことしか考えちゃいない」と怒った。
⑧そして、キャプテンに向かって、「私はみんなの出てくる時間をチェックしていた。 ならばお前も5時半に起きてみんなの部屋を回り『もう出たか?』と確認せにゃならんのじゃないか」と怒鳴りつけ、殴った。
⑨鉄は熱いうちに打てというが、それ以来、坂田塾では時間にいい加減な者は一人もいなくなった。 (中略) たかが1分30秒。 あくび3回の時間、窓の外を眺めていれば、あっという間に過ぎ行く時間だ。 だけど私は2人を帰した。
⑩2人は号泣していた。 その姿、今でも忘れられん。 目がしょぼついてくる。 でも、ここで妥協したら、塾も2人も終わると思った。 私は妥協しなかった。
⑪学校でそんなことをしたら大変だと思う。 (中略) しかしこの塾は、私の私塾だ。 態度で教える、行為で教える。 必死さを教えて行く。 教育には、戦いの領域はあると思う。
⑫塾生はコースラウンドに出た。 2人はロビーの片隅に座って泣き続けた。 2時間後、2人に母親が迎えに来た。 母と子、玄関で泣いた。 そして、母の運転で帰っていった。
⑬時が過ぎて紫垣綾花はプロになり、青木小枝はアメリカで過ごしている。 私は2人の成功を願う。 長崎空港CCの朝は必死の朝であった。 坂田塾はあの時から始まった、と思っている。』
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2013.11.04 Mon
(82)第45回全日本大会
11月2・3日と第45回全日本大会でした。 優勝は安島喬平選手で、4年ぶりに日本人チャンピオンの誕生です。
城西支部から出場した選手の結果と感想は以下の通りです。
①石崎恋之介(Aブロック・ゼッケン9番)・・・3回戦で8位入賞のデビッド・シャルコシャン選手に本戦判定負け。 新人賞に選ばれました。 ひざ蹴りを得意にする195センチ・101キロとの対戦でした。 6月のウェイト制大会決勝で186センチの上田幹雄選手に上段ひざ蹴りで一本負けしましたが、今回は3対0の判定なのでそれなりに上田戦の経験が生かされていたと思います。 ただし、ひざ蹴りを得意とする選手に対するポジショニング(間合い・細かいサイドステップ)に若干難がありました。 今回の大会で4位に入賞した小沼隆一選手が上田選手との戦いで見せたポジショニングが参考になると思います。 高校卒業後は練習時間をもっと取って、技・パワー・スタミナのすべてを磨く必要があります。
②竹岡拓哉(Aブロック・ゼッケン17番)・・・4回戦で優勝した安島選手に本戦判定負け。 あまり大きな差はなかったようにも見えましたが、今後出てくる映像を見て研究する余地はあると思います。 今年1月に城西に移籍して以降、コンスタントに積んできた猛練習の成果は必ず出てくるものと確信しています。 現状を正確に把握して修正していくことが大事だという話を本人に昨日しました。
③鎌田翔平(Bブロック・ゼッケン64番)・・・3位入賞のキリル・コチュネフ選手に延長戦・判定負け。 三大会連続(世界大会を除く)のベスト8(第5位)でした。 コチュネフ選手は突きとひざ蹴りの連打を得意にする190センチの選手です。 鎌田も186センチですが、自分よりも背が高く手足も長い選手のしつこい突きとひざ蹴りの連打に対処ができていませんでした。 竹岡同様、コンスタントにこなしてきた練習量を考えると若干おしい結果となりました。 コチュネフ選手のようなタイプに対する攻略法を考える必要があります。
④森善十朗(Cブロック・ゼッケン65番)・・・4回戦で7位入賞の上田幹雄選手に上段ひざ蹴りで一本負けしました。 186センチの上田選手に対して接近して戦ったのですが、石崎同様ポジショニングに課題があったように感じられました。 1~3回戦の調子が良かっただけに残念です。
⑤加賀健弘(Dブロック・ゼッケン104番)・・・3回戦で中村昌永選手に本戦判定負け。 6月のウェイト制でも対戦しましたが、前回同様パワー負けしました。 ウェイトトレーニングによるパワーアップ、下段の正確なカット、出入りのフットワークが課題です。
⑥ルモアンヌ・ファビアン(Dブロック・ゼッケン114番)・・・1回戦で村岡賢和選手に本戦判定負け。 キャリア・実力に勝る相手に対してそれなりに頑張ったと思います。 しかし、どこかで実績を残さないと、組み合わせ上、早い回で強豪選手と当たる確率が高くなるので、実力を磨いていく必要があります。
ここ数年、私の朝錬ではタリエル選手・カパナーゼ選手・ナバロ選手のような強い突きのラッシュがある選手に対する対策をしてきました。 今大会ではシャルコシャン選手・コチュネフ選手・上田幹雄選手のように長身でひざ蹴りを得意とする選手に対応できませんでした。 今後の朝錬では、2年後の世界大会に向けてその点の修正を行いたいと思います。
安島選手は鴨志田支部長の弟子ですから私にとっては孫弟子にあたります。 孫弟子の優勝は田中健太郎支部長以来です。 カモシダ、アジマ、オメデト~。
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