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「自然な流れ」と「素直さ」

「伊勢ー白山 道」さんの11月18日付けブログのタイトルは『老子の言葉 第四十三章』です。  番号を付けて紹介します。  

『(1)(独自の超訳)

①社会の中では、最も柔軟な姿勢で居る者が、組織に縛られた人間を蹴散らすことが出来ます。  まるで水のように、どんな環境にも順応して入ることが可能な人間だからです。

②私はこのことから、「自然な流れ」に抵抗せずに従うことが最もお得であることを知っています。  このような言葉に表すことが出来ない生活の知恵と、自然な流れに従うことの有益さには、天下社会の中でこれに匹敵するものは無いと言えます。


(2)(老子の原文)

「天下之至柔、馳騁天下之至堅。  無有入無間。

吾是以知無爲之有益。  不言之教、無爲之益、天下希及之。」


(3)(感想)

①転職をしたい。引っ越しをしたい。離婚をしたい。・・・・。  いつの時代でも人間は悩むものです。  そういう時に老子は、「先入観の無い柔軟な姿勢でいなさい」「自然な流れに従いなさい」 これが最善であり、自分の運命にとってもお徳な選択に成ると言っています。

②つまり、選択に悩んでいる間は、「まだ動くべきでは無い」「まだ現状で努力するべきことが有る」「その選択は間違いだ」ということを、自分に内在する本心(内在神)が教えているのです。

③冷静に考えましても、「悩む」時点で変なのです。  まだまだ、それを選択した場合の「想像不足」「見えて無いモノが多い」と言う情報不足なのです。

④本当に「動くべき」時には、その人間は悩みません。  自分の本心が納得していますので、それが悪い選択であっても良いと思えるのです。

⑤しかし、ここで問題なのは、自分の本心を「正しく」感じられる人間であるのか否かが、その人間の人生を変えます。  これには、今の自分の生き方・自分の生活態度が重要なのです。  もし、努力不足や不誠実な生き方をしていれば、その人間は自分の本心が分からないのです。 だから木の葉のように迷います。

⑥自分が出来る努力をしながら「素直」な心で暮らしていますと、自分の本心(内在神)や先祖が誘導しやすいのです。  自分のための我欲が強い人間ほど、自分の良心(本心)の思いに従うことが出来ませんので、良い誘導を先祖がしたくても「本人が受け取ることが出来ない」と、私は感じます。

⑦この世で幸運であり、最善に生きるには、
(1) 自分が出来る努力をしながら、素直で柔軟な姿勢で暮らしなさい。
(2) 自分にとっての「自然な流れ」を見詰める気持ちを持って暮らしなさい。
このように老子が示唆しているように感じます。

⑧他人の誘導では無く、自分の本心に従う人生が最も人間には大切だと感じます。  なぜならば、「自分自身を納得させることが人生」だと私は感じるからです。  そのためには、「素直さ」と「生活努力」が大切なようです。  皆様の人生の参考にして頂ければ幸いです。』

昨日は田中健太郎支部長の結婚式でした。  ケンタロ~、おめでと~!

明日から3日間北京です。  天気予報を見ると、最高気温が(火5・水7・木9)度、最低気温がマイナス(2・2・4)度です。  寒そ~だな~(笑)

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『一引き、ニ運、三力』

1.公認会計士・藤間秋男先生のメルマガ(10月17日)より抜粋し、番号を付けて紹介します。

『田中真澄氏の心に響く言葉より…

①「一引き、ニ運、三力」という言葉をご存知でしょうか。

②人生で最も大切なことを三つに絞り、それに優先順位をつけるとすれば、一番目が「引き」、二番目が「運」、三番目が「力」であるとの考えから、この言葉は生まれたのです。

③「引き」とは、辞書によれば「引き立て、自分の希望を達するための手がかり・縁故・つて」と説明されています。  つまりは、自分を引き立ててくれる人や組織の力を指すと考えていいでしょう。

④人の一生は、そのほとんどが引きからスタートします。  最初は親や親族の人たちからの引きから始まり、次第に友人・知人へと引きは広がっていきます。

⑤この引きがあるかどうかで、人生は決まっていきます。  なぜならば、引きはやる気のある人が手にできるものであり、そのことが分かった人は自分がやる気を持続することで、次なる引きを得られるはずだと無意識のうちに悟っているからです。

⑥ですから、「引きは機関車、運や力は客車」と言っても過言ではありません。  引きに恵まれれば、運も力もついてくることになります。

⑦どんなに仕事に対する自信があっても、「あの人を引き立ててやろう」という他からの引きがなければ、仕事は手にできません。  その引きを得るには、普段から、どんな仕事でも手を抜かず、誠心誠意やり抜き、相手の期待以上の成果を示すことが大前提となります。

⑧そのうえで、自分に仕事を割り当ててくれた人に対して心から感謝し、その気持ちを手紙やはがきに託して先方に届けるという行為を示すことです。  そうした行為を重ねているうちに、「仕事を頼むなら、あの人だ」という他からの引き(好意的な推薦)を得ることができるようになります。』


2.以下は公認会計士・本郷孔洋先生のメルマガ(10月18日)より抜粋しました。

『二人の酔っ払いが路上で話していました。

「あれは月ですか?  太陽ですか?」
 
「さあ、私もこの辺に住んでるわけではないので」(ネットより)』

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(79)第44回全日本大会

1.11月3・4日は第44回全日本大会でした。  東京都体育館が改装中のため、両国国技館で行われました。  東京都体育館が建て替え中の1988年・1989年に両国国技館で全日本大会が行われたことがあります。  1989年の第20回大会は田村悦宏が準優勝しましたが、それ以来23年ぶりです。


2.今回は昨年の第10回世界大会第3位のゴデルジ・カパナーゼ選手(ロシア)や第41回全日本大会準優勝のアレハンドロ・ナヴァロ選手(スペイン)をはじめとする27名の外国人選手が参加しました。


3.城西支部からは4名の選手が出場しました。  結果と感想を書いてみます。

①鈴木潤(Aブロック・ゼッケン7番)・・・今年6月のウェイト制大会1回戦で当たったイヴァン・メゼンチェフ選手(ロシア)とまた1回戦で対戦しました。  余談ですが、大会の組み合わせで同じ選手同士が戦うことがよくあります。  くじ引きで行っているのに不思議ですね。

ウェイト制のときほどの差はありませんでしたが、判定負けです。  体力(スタミナ・筋力)、技術(攻撃・防御)、戦術(戦い方)の三面でもっと工夫して稽古する必要があります。  一度対戦したメゼンチェフ選手を研究し尽くしたようには見えませんでした。  

早大同好会の主将だった鈴木も今は会社員として仕事を持っています。  空手だけに専念できる指導員に比べると稽古に使える時間は限られています。  だとしたら、もっと頭を使って工夫し、その量(稽古時間)の差を質(稽古内容・考え方)の差で補うしかないと思います。  空手の稽古というのは道場の中だけで行うものではありません。  通勤途中の電車の中でも考え・工夫することはできるわけですから。

②鎌田翔平(Bブロック・ゼッケン64番)・・・準々決勝でカパナーゼ選手を顔面殴打、減点1で判定負けし、7位入賞です。  

今年のウェイト制の決勝戦でも同様な減点で小林大起に負けています。  顔面を叩く直前に両者押しによる注意を取られているため、その後の反則は即減点となるわけで、十分に注意する必要があります。

ただ、ウェイト制・全日本と確実に強くなっているように見えました。  特に4回戦でイゴール・ティトゥコフ選手(ロシア)に再延長・判定勝ちしたことは大きな自信につながったと思います。  ここ数年は、強豪選手を再延長まで追い詰めながらの判定負けが多かったので。

③小林大起(Cブロック・ゼッケン65番)・・・4回戦で安島恭平選手と当たり、押しの減点1で判定負けです。

戦術(戦い方)を見直す必要があります。  今回のように押しの減点を取られる可能性があるからです。

小林は他人から教えてもらうというより、自分で工夫しながら稽古するタイプです。  このタイプが大成するためには、選手としての自分自身の中に優秀な指導者としての観察眼がなければいけません。  そうでないと「独りよがり」になる恐れがあるからです。

選手時代の松井館長もどちらかというと自分で工夫して稽古されていましたが、自分自身を俯瞰(ふかん・・・高い所から見下ろすこと)して観ることができる、極めて優秀で冷静な観察眼を備えているように見受けられました。

④森善十朗(Dブロック・ゼッケン128番)・・・準々決勝でダルメン・サドヴォカソフ選手と当たり、試割り判定負けで、8位入賞です。

全日本チャンピオンを取れる可能性が見えてきました。  あと薄皮一枚の差、といったところまできました。  ところが、この薄皮一枚をむくのはそう簡単ではありません。

今回の大会に向けての選手稽古のテーマは『限界への挑戦』でしたが、それを飽きずに続けることしかないと思います。


4.次は来年4月の第5回世界ウェイト制大会です。  

今回の大会の模様は11月11日(日曜日)深夜25時~26時55分、BSフジでテレビ放映されます。

私は昨日早々に録画予約を済ませました(笑)。

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