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自律神経のバランス

『なぜ、「これ」は健康にいいのか』(小林弘幸著 サンマーク出版刊)を読みました。  『はじめに』から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に大別されます。  自律神経は内臓や血管の機能をコントロールする神経で、交感神経が体を支配すると体はアクティブな状態になり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。

②アクティブな状態では「交感神経がやや優位」、リラックスした状態では「副交感神経がやや優位」というようなバランスのシーソー状態が生じています。  どちらかが優位でも、自律神経活動の高さとバランスが理想的な状態にあるとき、それが、私たちの心身がもっとも健康で、心身のパワーを最大限に発揮できる状態だったのです。

③では、どういうときに人は病気になりやすいのでしょうか。  結論をいうと、交感神経活動レベルが異常に高く、副交感神経活動レベルがきわめて低いときです。  この状態が持続すると、体のあちこちに不調が現れ、病気になってしまうのです。

④自律神経をコントロールするポイントは、ひと言でいうと「ゆっくり」です。  「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。  そうすると、下がり気味の副交感神経活動レベルが上がり、自律神経のバランスが整いはじめるのです。』

若いころからの研究テーマがいくつかあります。  「運」「指導」「経営」「歴史」などですが「健康」もその一つです。  当然、それらの分野の本を読むことが多くなります。  

ブログでも「健康」に関する本を何冊か紹介しました。  本書は今までで一番腹落ち(はらおち・・・納得がいく。 なるほどと思う。)した本です。

本書中の「ヨガ」に関する文章を読んで、日課にしている「立禅」が「自律神経バランス調整トレーニング」であることもわかりました。    

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運のいい人・悪い人

1.週刊ポスト9月2日号に『極端に運のいい人・とことん悪い人』という特集が載っていました。  京都大学・藤井聡教授の『認知的焦点化理論』が面白かったので抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.配慮範囲の面積

①人は家族→友人→知人→他人という順に、心理的な距離が遠くなる社会関係を持っている(「関係軸」)。

②一方、人は物事に対処する際に、「現在のこと」「2~3日先」「自分の将来」「社会の将来」など、思いを及ぼす時間に幅がある(「時間軸」)。

③この「関係軸」と「時間軸」が現在の自分(両軸の原点)より離れれば離れるほど、配慮範囲が大きくなる。

④極端に利己的で目先の損得にしか関心がない人は、配慮範囲の面積が小さい(例:犯罪者)。

⑤逆に、赤の他人や遠い将来のことまで思いを馳せることができる人は、面積が大きくなる(例:幕末の志士)。

⑥藤井教授が長年の研究から導き出したのは、「配慮範囲の面積が広い利他的な人ほど得をし、面積が狭い利己的な人ほど損をする」という結論だ。


2.互恵不能原理

①自分の損得ばかりを考えて行動する利己主義者は、一時的には得をするが、長い目で見れば必ず損をする運命にあるという。

②「利己主義者は、〝お互い様〟で成り立っている人間社会で、最終的には村八分にされます。  よいパートナーに恵まれたり支援を受けたりする幸運にも恵まれないため、結局は正直者より損をします。  これを『互恵不能原理』と呼びます。」


3.暴露原理

①さらに、人間には利己主義者を見分ける能力が備わっていると藤井氏はいう。  それが「暴露原理」だ。

②「利己主義者は自分の利益になると見込んだ人の前では愛想よく振る舞い、善人だとアピールします。  逆にそうではない相手には冷たい態度をとるもの。  しかし、私たちは騙されない能力を発達させた人々の子孫であり、悪者を検知する遺伝子を強力に受け継いでいるので、利己主義者の本性を見抜くことができます」


4.結論

①「互恵不能原理」「暴露原理」の結果、利己主義者には真の友人やビジネスパートナーができなくなるのがおわかりだろう。

②利他主義者には、いい人も悪い人も寄ってくるが、裏切ることのない人と一緒にいると得するのは自明なので、利己主義者はどうしてもはじかれてしまう。  結局、悪い者同士が結びつくしかなくなってしまうのだ。

③利他主義者のグループは互恵の関係、つまり足し算・掛け算のような相乗効果が生まれ、よりよい人材が集まり強い組織がつくられる。

④一方、利己主義者のグループは目先の利益にとらわれて継続的に協力関係を築くことができない。  結局、どこへいっても利他主義者の輪に加われないので、不運のスパイラルから抜け出すことができない。』

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小林正観先生『感謝』

ブログで何度か紹介していますが、数社からメルマガを送っていただいています。  今日は藤間公認会計士税理士事務所から送っていただいた『TOMA明るく元気前向き通信』から小林正観先生の文章を抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①ご家族でパン屋さんを営む女性から、相談を受けたことがあります。  

「10年間、小さなパン屋をやってきました。  今まで、それなりに順調だったと思います。  ただひとつだけ問題があるとすれば、売上が横ばいのままで、なかなか伸びていかないんです。  売上を右肩上がりにするには、どうしたらいいのでしょうか…?」

②私は、その女性に尋ねました。

「パン屋さんは、朝が早いですよね。  午前4時ころには起きて、パンを焼きはじめるのではないですか?」
「そうです」

「妻を手伝って、夫はそれを、10年間、一緒に続けてきてくれたわけですね」
「そうです」

「子どもたちはお店を手伝ったりしませんか?」
「小学校から帰ってくると、袋詰めなどを手伝ってくれます」

「10年間もやってこられたということは、お客さんにも恵まれているのですよね」
「そうかもしれません」

③「では聞きますね。  10年間、朝早く起きてパンを焼いてきた夫に、手を合わせて『ありがとう』と感謝をしたことはありますか?  仕事を手伝ってくれる子どもたちに、手を合わせて感謝をしたことはありますか?  ずっとパンを買いにきてくださったお客様一人ひとりに、『ありがとう』と感謝をしたことはありますか?」

その女性は「えっ……!」と言ったきり、しばらく黙ってしまいました。

仕事熱心な夫がいる。  仕事を手伝ってくれる優しい子どもたちがいる。  いつもパンを買いにきてくれるお客様がいる…。  「感謝」すべきことは山ほどあるのに、そのことに気がつかない。

④「売上が右肩上がりにならない」という一点だけに気持ちを奪われ、「神様なんとかしてください」とお願いする。   それは、「神様」に宣戦布告しているのと同じこと。

私が「神様」なら、「感謝をしない人」の味方につくことはありません。  たくさんの恵みを与えているのに、どうして気がつかないのか。  どうして不足していると思うのかと、疑問に思ってしまいます。  「物事が思うようにいかない」と感じるとしたら、それはあなたの「感謝」が足りないからかもしれません。

売上が上がっても下がっても、「感謝」をする。  「現象」に引っ張られないで「感謝」を続けると、本当に神様が応援してくれるみたいです。』

一緒に藤間事務所の講演会を聴きに行ったので娘のところにもメルマガが届いています。  先に見た娘から聞いて感動したので取り上げました。

先週末は山中湖で大勢の仲間と合宿でした。  自然に恵まれた山中湖畔で大好きな極真空手の稽古ができました。  一緒に参加してくれた皆さんに心から感謝します。

今日二つミーティングが終われば今週はお盆休みです。  休み明けは16日から大連、26日から北京です。

東京は猛暑が続いています。  体に気をつけて元気に夏を乗り切りましょう。  

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閑話

東京は昨日も地震がありました。  最近多いです。

7月後半は若干涼しい日が続きました。  でも、今年は9月まで暑いそうです。

ネタは結構あるのですが、今週はどーもまじめなことを書く気になれません(笑)。

というわけで、ネットで検索したジョークを紹介します。


『①患者:「先生、私初めての手術なもんですから、とても心細くて心配なんです」

医師:「お気持ちはよく分かります。  実は私も初めての手術なんです」


②社長:「君はまた一時間遅刻したね?  いったい何時に仕事が始まるのか知ってるのかね?」

新人社員:「いいえ、社長。  私がここに着くと、いつもみんな仕事をしてるので」


③精神病患者:「先生、私は自分が犬なのではないかと思っているのですが」

医者:「そんなばかな。  それで、いったいいつ頃からそのように思うようになったのですか?」

患者:「私が子犬の頃からです」


④ヘンリー:「おや、サリーちゃん。  こんにちは」

サリー:「ちょっとお話ししたいのですけど」

ヘンリー:「どうぞ。  中に入りませんか?」

サリー:「ありがとうございます」

へンリー:「おかけ下さい」

サリー:「ありがとうございます」

ヘンリー:「さて、サリーちゃん、何かご用ですか?」

サリー:「父がお宅のホースをしばらくお借りしたいと申しております」

ヘンリー:「いいですとも。  でも何にお使いになるのかお伺いしてもいいですか?」

サリー:「家が火事なんです」』


週末は合宿です。  今年は山中湖に行きます。  涼しいといいな~。

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