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2008年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年06月

安部芳明先生

1.青森の安部芳明先生のご指導を受けるようになって、数年が経ちます。  若い時には作曲家だった安部先生ですが、現在は気学の研究家です。  

2.数年前、安部先生と懇意にしている友人から、先生の著書をもらいました。  ところが、翌日食事をした別の友人も先生と懇意にしていることがわかり、そのご縁で先生にお目にかかることができました。  

3.阿部先生から2ヶ月に1度、『戯言(ぎげん=ふざけて言う言葉、の意)』と書かれた文章と、『格言』を送っていただいています。  5月・6月の戯言のテーマは「人生と四苦(しく)」でした。  A4の用紙6枚に書かれた文章ですが、その一部を番号を付して紹介します。

『 ①ブッタ(釈迦)が弟子達に、どう生きるべきかと語りかけた、スッタニパータという経典の一説に次のようにあります。

 〈 過去を追うべからず  未来を期待すべからず 〉  (中略)

 つまり、過去の幸・不幸を引きずってみても何の役にも立たず、ましてや、まだ実感する術(すべ)もない未来に、期待ばかりをして愛想する暇があったら、今やらなければならない事があるはずだと戒(いまし)めているのです。  (中略)

②神から与えられた命。  神から預かった命。  誰にも、この命を粗末にする権利はないのです。

 神より与えられた苦しみは受け入れるとしても、人間が作る苦しみを背負ってはならないのです。  (中略) 

③こうして四苦八苦を改めて記述してみて、人間は何故これほどの苦しみを味わい続けなければならないのかと、少しばかり神を恨(うら)みたくもなりますが、こんな瞬間に神の声が聞こえてきます。  

 「楽の方は忘れてしまったのか!」とのお叱りの声です。

 苦の方にばかり人間は強く感じ過ぎ、楽しい生活は《当然》とばかりに、この苦とは対比させないものなのです。

④論語の一説にある、六中観(ろくちゅうかん)の一行、

 〈 苦あれば楽あり、楽あれば苦あり 〉  

は、必然の事です。  あらゆる事がこうして対照的である以上、私達は一生を苦しみと同じくらい楽しみを味わっているのです。

⑤苦しい病気が全快した時の爽快感(そうかいかん)、求めるものが叶(かな)った時の喜び、愛(いと)しき人との再会の悦(よろこ)び、美味(おい)しい食事を楽しむ喜び、

そして、過ぎ去った時を引きずらず、未来に過度な期待もせず、今を精一杯生きる、これが人生の四苦を受け入れるコツなのです。 』

 

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