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2008年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年03月

本郷尚先生

1.タクトコンサルティングの、本郷尚(たかし)先生に、お目にかかりました。  本郷先生は税理士で、資産税、特に不動産に関する税金の第一人者です。  

 私が、不動産の仕事に関わるようになって、もうすぐ21年になります。  本郷先生は、その当時から、資産税に強い税理士として有名でした。

2.本郷先生は、平成7年から毎月、顧問先に対して、ハガキを書かれているそうです。  その沢山のハガキから、抜粋して 『 お元気ですか 』 という本にされました。 

 その本の中から 『 出迎え3 見送り7 』 というページを紹介します。

 『 銀座のお店で食事をした。
 大人の雰囲気で、入った時に、さらりとした挨拶(あいさつ)で、出迎えられました。
 接待してくれた社長さんが、サービス業の方なので
 さすがに、良い店を知っているなと感心しました。
 料理、接客、サービスも一級品でした。

 帰る時の見送りには、感動を覚えました。
 シェフに挨拶され、私の好みを、さりげなく聞かれました。
 
 「 今度いらっしゃる時には、事前にご連絡ください。
   お好みを言っていただければ・・・ 」
  
 こんなことを言われたのは、初めてです。 
 ホールから出口、そしてエレベーター、
 その見送りに、とても好感をもちました。

 社長が言いました。

 「 出迎え3、見送り7です。 」

 サービス業の鉄則だそうです。

 ※社長の後日談です。  「 準備は10 」 だそうです。 』

3.本郷先生の話の中で、印象に残ったことばがあります。

 『 山田さん、これからは、人のために生きることですよ。 』

  よい週末を。

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松原泰道老師

1.昨日のブログで取り上げたNHKの番組で、カール・ベッカー教授が、面白いことを言っていました。  若干、言い回しが違うかもしれませんが、その意とするところを紹介します。

 『 何人もの末期患者と話して、分かったことがある。  人間は、自分の死が明確になると、素直に、自分の人生を振り返るようになる。  また、残された時間を、悔いのないように、充実させようとする。  

 同様に、私たちも、自分の人生が有限であることを意識して生きれば、より素直に、より充実した、生活が送れるようになるのではないか。 』

2.昨日の朝日新聞朝刊に 『 65歳からの著書が130冊、なお書き続ける禅僧 』 として松原泰道老師が取り上げられていました。

 松原老師は、明治40年東京都生まれで、昨年11月に100歳になりました。  臨済宗妙心寺派・教学部長を経て、現在は 「 南無の会 」 会長で、龍源寺住職でもあります。

3.新聞記事を抜粋して紹介します。

 『 モットーは 「 生涯現役、臨終定年 」 。  ( 中略 )  

 わかりやすい仏教の本 「 般若心教入門 」 がベストセラーになったのは65歳のとき。  第一線を退く友人たちと入れ替わるように、忙しくなった。  ( 中略 ) 以来、著書は130冊を超す。

 朝4時に起きペンを執る。  臨済宗妙心寺派の僧だが、他宗派や聖書のことば、パスカルやハイデガーまで紹介する。  ( 中略 )

 「 死を学ぶ 」 という仮題で本を書いている。  「 死まで秒読みのように思え、書きあげられないかもしれません。  でも、人生とは途中で終わるもの。  日々のベストを尽くすだけです。  人間の力の及ばないことは、大いなるものにお任せします。 」  』

4.最後に、記者の質問に答えています。

 『 一世紀、見てきた日本。  今、必要なものは?

 「 謙虚さでしょうね。  現代人はおそれを知らない。  最近は、おてんとうさまより、内部告発がこわいのですから 」 』  

5.昨日のブログで、 『 宗教の7つの側面 』 の 『 ③倫理道徳としての宗教 』 で 『一昔前なら、当たり前のように、 「 お天道(てんとう)様が見ている 」 と母親が子供たちをしかってくれました。 』 と紹介しました。  

 松原老師も、カール・ベッカー教授も、同じことを指摘されていますね。

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カール・ベッカー教授

1.昨日の夜11時から、NHKの 『 爆問学問 』 を見ました。  京都大学大学院の人間・環境学研究科のカール・ベッカー教授を、タレントの爆笑問題が訪ねていました。

2.カール・ベッカー教授をインターネットで検索したら、2006年11月22日の読売新聞の記事が出てきました。  『 宗教の7つの側面 』 という講義の詳報です。  抜粋して、紹介します。

① 教団としての宗教・・・教団組織としての宗教は、表面的なものです。  ( 中略 )  同じ教団の中でも、非常に熱心にその教義を実践する人もいれば、全く倫理や掟(おきて)を無視して、身勝手に生きている人もいる。  「 私は何々教である 」 といっても、明確な意味をなしません。

② 社会体系としての宗教・・・神を信じるということは、現在の物の見方や社会秩序を支持することを意味します。  宗教とは、キリスト教やイスラム教といったものではなく、その人の潜在的な価値観、社会秩序なのです。

③ 倫理道徳としての宗教・・・一昔前なら、当たり前のように 「 罰(ばち)が当たる 」 「 ご先祖様に申し訳ない 」 と言い、 「 お天道(てんとう)様が見ている 」 と母親が子供たちをしかってくれました。  天や神、先祖の監視によって、身勝手な言動にはブレーキがかかり、次世代への責任を意識します。

④ 潜在的な価値としての宗教・・・誰もが世界観や価値観を持っています。  ( 中略 ) 例えば、我々はどのような理由なら、親を殺すのか、殺さないのか。  あなたの価値観がそこに現れるのです。

⑤ 伝統的な知恵としての宗教・・・ 「 もったいない 」 や 「 ありがたい 」 、宗教的に言えば、輪廻転生(りんねてんせい)、不殺傷(ふさっしょう)、因果応報(いんがおうほう)、自業自得(じごうじとく)、縁起(えんぎ)など古くからの知恵、世界観です。

⑥ 実存(じつぞん)理解としての宗教・・・ 「 スピリチュアル 」 という言葉、言い換えれば 「 実存 」 が最近、はやっています。  私はなぜこの身体に、なぜこの家族に生まれたのか。  私は何を目指すべきなのか。  人生は何か。  これらはすべて、自分の存在に関わる実存的な問題です。  科学はその答えをくれません。  ( 中略 )  伝統的に、それに答えていたのが宗教です。

⑦ 超常(ちょうじょう)体験としての宗教・・・我々には説明できない、不可思議な体験があります。  宗教は、それを理解するための説明を与えています。  例えば、以心伝心(いしんでんしん)、虫の知らせ。

3.ベッカー教授の結論・・・ 「 なぜ今、宗教か 」 と聞かれたら、①~⑦の価値観や知恵、実存的な意味、体験などが 「 宗教 」 だからであり、今後も、そこから学ぶことが多いと思うからです。  

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笑いの現場

1.テレビ番組で見るのは、スポーツ、ノンフィクション、歴史、お笑いなどです。

 お笑いは、小さいころ見た 『 てなもんや三度傘 』 ( 最近はシリアスな刑事物に出ることが多い、藤田まことさんが主役でした ) 以降、話題になった番組は、大体見ています。

2.タレントのラサール石井さんの 『 笑いの現場 ( ひょうきん族前夜からM-1まで ) 』 ( 角川新書 ) を読みました。  第2章の 『 お笑い芸人列伝 』 で、近年のお笑いの歴史を作ってきた、3人と2組について評論しています。  その一部を紹介します。

① ビートたけし・・・なぜ、ビートたけし1人によって、これほどにお笑いの世界が変わり、結果的には、笑いの文化そのものが、変化していったのだろうか。  ( 中略 )  それは、たけしさんが、誰よりも 「 腹をくくって 」 生きてきたからではないだろうか。

② 明石家さんま・・・昔 「 ひょうきん族 」 の楽屋で、みんなで話していた時に、 「 お笑い界というのは、笑いの甲子園みたいなもんやなあ。  各学校の中でも、一番面白かった奴の中から、また選び抜かれて、残っとるんやもんなあ 」 と紳助さんが言っていたことがあるが、まさにその中でも、生え抜きの存在が、さんまさんであるのだ。

③ 志村けん・・・現在において、 「 コメディアン 」 と呼ばれるのに、最もふさわしい仕事を続けている唯一の人、といえるであろう。  ( 中略 )  

 目を寄せるなどという、いまや赤ちゃんをあやす時ぐらいにしか、誰も使わなくなってしまった古典的な表情で、同業者である我々をも笑わせてしまう、その天性の才能は、まさにコメディアンの本道といえるだろう。 

④ とんねるず・・・とんねるずのコントの大半は、楽屋オチに近いネタである。  ( 中略 )  普通なら、誰も知らない楽屋オチは、単なるその場のお遊び程度にしか成立しない。  所詮(しょせん)、観客が知らないものは笑えないのだ。  しかし、とんねるずはその究極の楽屋オチを、エンターテインメントにしてしまった。

⑤ ダウンタウン・・・紳助・竜介が解散する時の会見で、紳助さんが、 「 漫才では、ダウンタウンには勝てないと思ったのでやめる 」 と言ったのは有名な話だが、これが100パーセント言葉どおりではないにせよ、かなり本音であることは言うまでもない。  

 おそらく彼らは、長い漫才の歴史の中でも、指折りの、あるいは究極の、漫才師といってもいいかもしれないのである。

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テレビ三昧(ざんまい)

1.昨日の日曜日は、めずらしく長時間、テレビを見ました。

 午前中は審査会でしたが、午後はいつも通り、家でゴロゴロしていました。

2.午後1時55分から3時まで、フジテレビの 『 ザ・ノンフィクション 』 ( 目指せ白鵬・朝青龍 祖国より密着600日 ) を見ました。

 ブラジル・サンパウロ州出身の、リカルド・スガノ君 ( 四股名(しこな)は魁聖(かいせい) ) が、友綱部屋に入門してからの600日に密着していました。

 家を出るとき、お母さんから1冊の手帳を手渡されました。  その中に、書いてあったことばを、紹介します ( メモを取らなかったので、若干、言い回しが違うかもしれません ) 。

① 鋼鉄は、高熱によって鍛えられる。

② 十字架は、背負う人によって意味が違ってくる。

③ 地獄を見ないと、天国の良さがわからない。

3.午後3時から6時、7時から9時は、NHKBSの 『 BSあなたが選ぶスポーツ名場面100選 』 を見ました。

 第1位は、フィギュアスケート・荒川静香選手のトリノ五輪優勝でした。

 ちなみに、私の第1位は、1997年、K-1名古屋での 『 フランシスコ・フィリョ VS アンディ・フグ 』 です。

4.午後9時から10時は、BS-iの 『 超・人 』 ( 「 鈴木桂冶 」 アテネ五輪柔道世界一 吸い付く脚 親指で一本 ) を見ました。

 少年時代にサッカーをやっていたため、鈴木選手の足技は、相手選手の足に吸い付くようにかかるそうです。  しかし、その足技で一本が取れるようになるために、 『 乱取りの量を、世界一多くすることを心がけた。 』 と師である、斉藤仁監督が言っていました。


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損して得とれ

1.私が関係している、ビル管理会社S社の話です。  青山に自社ビルを持っているA社の経営者から、管理部長を紹介されました。  

 管理部長によると、今まで依頼しているビル管理会社B社が、思うように動いてくれないので、管理会社を変えたいとのことでした。

2.S社のR社長が、A社のK管理課長と、何度も打ち合わせをし、S社がB社に代わって管理を行う見積りを、提出するまでになっていました。

 ところが、昨日になって突然、 「 やっぱり、今までのB社に継続して、管理業務を依頼することになった。 」 との連絡が、K課長からR社長に入りました。

3.出社して、パソコンを開いたら、R社長から私あてに、次のようなメールが入っていました。

 『 また何か別件について、相談をしたいとのことなので、今日の午後、K課長を訪問することになりました。 』

4.それに対する、私の返信メ-ルです。

 『 了解しました。

 損して得(とく)取れ ( 「 大きな得をとるためには、小さな損をして、下地( したじ ) を作ることが大切  」  という意味です。  )  の精神で、できるだけ協力してあげて下さい。

 よろしくお願いします。 』

5.仕事での大きな成果は、あまり目先の損得にこだわらず、相手の役に立ちそうなことを、一生懸命やっているうちに、結果として、後からついてくるものだと思います。

 よい週末を!

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適当日記

1.タレントの高田純次さんの書いた 『 適当日記 』 ( ダイヤモンド社刊 ) を読みました。  1月で61歳になった高田さんの、年甲斐もないノリが大好きです。

2.6月16日 ( 土 ) の内容を紹介します。

  『 オレは、ずっと前から、 「 人生はバランス 」 って言い続けているんだ。  

 「 いいことがあると、その揺り返しで、必ず悪いことが起こる。  みんな、プラスマイナスゼロになるように、うまくできているんだ 」 って。  ( 中略 )

 20年近く前のことを、思い出したよ。

 高速道路を運転していたら、後ろから、ものすごい勢いの暴走車が来て、オレの車に追突したんだ。  

 激しくスピンする中、 「 このままフェンスに激突して死ぬのかなぁ 」 って覚悟したんだけど、奇跡的に激突しないうちに、車が止まったの。  で、追突した車から降りてきた、若い女2人を見たときには、ぞっとしたよ。  ニタニタ笑って、こっちを見てるんだ。

 あんなのに追突されて、車は大破したけど、とりあえずオレは無傷で済んだってことが、最高の幸運だったよね。

 でも、その2日後の芸能人野球大会で、オレ、足の骨を折っちゃったんだ。

 うまくできてるよなぁ。

 でもこの話をしたら、 「 本当についていたら、そもそも、そんなおかしな女に、追突されないんじゃないですか 」 って指摘したヤツがいたんだ。

 何も言えなかったよ。  その通りだから。 』

3.肉離れの揺り返しで、私にも何か良いことが、起きますように ( 笑 ) 。

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和の呼吸法

1. 『 能に学ぶ 「 和 」 の呼吸法 』 ( 安田登著 祥伝社刊 ) を読みました。  副題は 『 信長がストレスをパワーに変えた秘密とは? 』 です。

2.抜粋して紹介します。

① どうも、現行のメンタル・ヘルスの手法は、あまり日本人には向いていないようです。  

 その原因のひとつが、メンタル・ヘルスで、現在使われている手法の多くが、アメリカで開発されたもの、ということではないでしょうか。  ( 中略 )  しかし、アメリカは自殺率45位です。  そんな国の手法をそのまま、10位 ( 実質1位 ) の日本に適用させんとすること自体が、ちょっと無理だと思うのですが、いかがでしょうか。

② しかし、本当に日本人は、精神的に弱い民族なのでしょうか。  そんなことはありません。  幕末・明治の列強(れっきょう)の侵略に耐えて、日本は独立を守りました。

 また、太平洋戦争で焼け野原になった日本を、ここまで復興させた日本人の精神力は、並大抵(なみたいてい)なものではなかったでしょうし、東京オリンピックでも、日本人はすごい精神力を発揮しました。

③ では、なぜ現代、日本人は本番に弱い、とか精神的に弱い、といわれるのでしょうか。  それは、日本人の精神が 「 過敏(かびん) 」 だからです。

④ 「 過敏 」 さは、それがうまくコントロールされたときには、異様なまでの 「 強さ 」 となって表われます。  ( 中略 )  そのコントロール方法のひとつが、本書のテーマである 「 呼吸 」 と、そして 「 発声 」 です。

⑤ 古来(こらい)、勇将・猛将と呼ばれた人には、人一倍恐怖心が強い、という人が多くいました。  ( 中略 )  織田信長も、たぶん同時期の武将の中で、最も恐怖心が強かった一人ではなかったかと思われます。  しかし、それでも彼はタフだった。  

 そのタフさを作っていったひとつの技が 「 舞 」 でした。  舞によって信長は、圧倒的多数を誇る敵に、立ち向かうための死の恐怖を克服し、あまつさえその恐怖を、行動のエネルギーに変えていったのです。   

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年寄りの冷や水

1.辞書を引くことが、昔から好きです。  最近は、パソコンで調べられるウィキペディアも、よく利用します。

2. 『 年寄りの冷や水 』 を調べてみました。

①大辞林 ( 三省堂 ) ・・・老人に不相応な、危ないことや差し出た振る舞いをすることのたとえ。  老いの木登り。

②広辞苑 ( 岩波書店 ) ・・・ ( 体の衰えた老人が生水を飲むことから ) 老人に不似合いな危ういことをするたとえ。  また、老人が差し出たふるまいをすることにいう。

③ことわざ故事・成語慣用句辞典 ( 梧桐書院 ) ・・・年寄りだといわれるのがしゃくで、血圧のことも考えずに寒中に頭から水をかぶったりする。  年甲斐もなく元気なところを見せるのをひやかし、注意をあたえることば。

④故事ことわざ・慣用句辞典 ( 三省堂 ) ・・・( 「 冷や水 」 は冷やしたつめたい水。  年寄りが冷たい水を飲むということから ) 老人には不相応な危ないことをすることのたとえ。  いろはがるた ( 江戸 ) の一。

3.ウィキペディアで 『 年寄りの冷や水 』 で検索すると、関連する項目として、 『 かるた 』 が出てきました。  いろはがるたの江戸版の 『 と 』 が 『 年寄りの冷や水 』 です。

 ちなみに、上方(かみがた)版では 『 豆腐に鎹(かすがい) 』 、尾張版では 『 遠くの一家より近くの隣 』 なんだそうです。

4.で、今日の本題です。  昨日、道場でサンドバックを蹴っていたら、左のふくらはぎが、肉離れを起こしました。  自宅に戻り、インターネットで検索したら、 『 初期治療が大切 』 と書いてありました。  

 そこで、午後9時半過ぎに、掌道鍼灸整骨院に行き、菊澤院長と宇多村先生に治療していただきました。

5. 『 年寄りの冷や水 』 と笑われそうですが、早く治して、またサンドバックを蹴りたいと思います。

 変な歩き方をしている、私を見かけても、ほっといて下さい ( 笑 ) 。

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大山倍達記念碑(写真)

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 下の写真が、今日のブログで紹介した 『 大山倍達記念碑 』 、上の写真がそこから見える房総の海です。

 碑文が彫ってある部分に、なぜか鴨志田が反射して、写っています (笑) 。

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大山倍達記念碑

1.昨日は、千葉県鴨川市の、清澄(きよすみ)山に建立(こんりゅう)された、『 大山倍達記念碑 』 の除幕式に行ってきました。  記念碑は、清澄寺に隣接する、房総の海が一望できる高台に建てられました。

2.清澄山といえば、日蓮宗の開祖・日蓮聖人(にちれんしょうにん)との関わりが有名です。  日蓮聖人は、12歳で清澄山に入山しました。 諸国を遊学後、再び清澄山へ戻り、1253年、初めて南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)と唱え、布教(ふきょう)を始めた寺が、清澄寺です。

3.プロデューサーの真崎明さんにお願いして、碑文(ひぶん)のコピーをもらいました。  紹介します。

 「 極真空手発祥の地 

 極真空手の創始者・大山倍達 ( 1923~1994 ) は生涯を空手の道に捧げる事を決意し、1948年、清澄山に於いて1年半に及ぶ山籠り修行を行った。

 飢えと孤独に克ち、修行を全うして驚異的な強さを身に付けた大山は下山した直後、千葉県館山市で牛と対決して倒した。

 その後、アメリカを皮切りに全世界に遠征しプロレスラーをはじめ、あらゆる格闘家と真剣勝負を行い、全勝。  その技は 『 ゴッドハンド=神の手 』 と絶賛された。

 1954年に創設された大山道場を前身として、1964年国際空手道連盟極真会館が発足し大山は国際空手道連盟総裁、極真会館館長に就任した。  極真空手はやがて世界140ヵ国、1200万人の門下生を抱える空手団体となり大山は 『 空手の父 』 として尊敬を集めた。

 「 山籠り生活の中で私の念頭や胸中には 『 極真空手 』 の理念や構想が次第にくっきりと視えて来た 」 ( 大山倍達著 『 自分に勝て! わが性格改造論 』 より )

 後に著書の中でこう述べているように、清澄山は極真空手発祥の原点というべき聖地である。 」

4.少々寒かったんですが、天気・眺望ともに最高で、思い出深い1日となりました。 

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相田みつをさんの物差し

1.携帯電話の 『 iモード 』 で1つだけ登録している、有料サイトがあります。  詩人で書家の、相田みつをさんの 『 今日のことば 』 というサイトです。

2.今日のタイトルは 『 物差し 』 でした。  紹介します。

 『  物差し
 世の中てえのはさ
 自分の持っている
   損得計算の
 物差し通りにゃ
   動いてくん
    ねんだな 』

3.相田みつをさんの解説です。

 「 人間が価値判断する時の 『 ものさし 』 は、常に何かと比べての、相対的なものです。  その代表的なものが、損か得かという 『 ものさし 』 ですね。

 ところが、損得の判断ですから、株式相場と同じで、絶えず変動します。  昨日の得が今日の損、というふうに。

 そのたびに、自分の立っている位置が、右に左に変わります。  右往左往(うおうさおう)です。

 右往左往しない自己を、確立させることが、大切ですね。

 それは、損得を越えた、仏の 『 ものさし 』 を持つことですね。  」

4.人生においては、さまざまな局面(きょくめん)で、判断を迫られます。  その局面だけの損得による判断と、中長期的に見た適切な判断とが食い違うことは、よくあります。

 そこで、広い意味での 『 教養 』 が大切になってきます。  

5.『 吉田松陰一日一言 』 ( 致知出版社 ) の今日の項に、 『 ①広く賢者(けんじゃ)と交際すること、②広く読書をすること 』 の重要性が書かれていました。

 その2点は 『 教養 』 を身に付ける上でも、重要だと思います。

 Have a nice weekend!

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ABCD

1.今日も、またアルファベットのタイトルです。

2.ABCDといえば、日本が第2次世界大戦に突入する原因になったとされる、ABCD包囲網を思い浮かべます。

3.ウィキペディアで検索すると、次のように出てきます。

 『 ABCD包囲網(ABCDほういもう)とは、1941年に東アジアに権益(けんえき)を持つ国々が、日本に対して行った貿易の制限に、当時の日本が付けた名称。

 ABCDの部分は、制限を行っていたアメリカ  ( America ) 、英国  ( Britain ) 、オランダ  ( Dutch ) と、対戦国であった中華民国  ( China ) の頭文字を、並べたものである。 ( 中略 )

 この包囲網は、 「 欧米各国の、日本に対する経済封鎖(けいざいふうさ) 」 といった認識が広まっているが、包囲網とは、あくまで日本側からの呼び名であり、連合国側には、そのような意識は無かったとされ、これらの国が、何らかの条約を結んだ記録も、公表されていない。

 例えばオランダは、インドシナ進駐(しんちゅう)後に行われた、日本との交渉でも、日本側の要求を受け入れる用意があり、それとは別に、石油購入の契約も成立している。  

 つまり、ABCD包囲網は、実態としては存在せず、日本の被害妄想(ひがいもうそう)と言うこともできる。 』

4.で、今日の内容です。

 先日、落語家の桂文珍さんが、テレビで言っていたそうです。

 『 昔のレコードはA面とB面があったけど、今はCDだからそれがなくなった。  だから、ABCDだ。 』

 お粗末! ( 笑 )

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SOS PHS 3K

1.今日は、経済について書いてみます。

2.毎日、見ているブログの1つに 『 時代を読む 』 があります。  辻・本郷税理士法人の理事長で、公認会計士の本郷孔洋(よしひろ)先生のブログです。  

 辻・本郷税理士法人は、従業員が300名を超える、多分、日本で1番大きな、独立系の会計事務所だと思います。  私は、20年ほど前から、お付き合いをさせていただいています。

3.2月1日のタイトルは 『 SOS 』 でした。  紹介します。

 「 ① 『  ところで、SOSってご存知ですか?
今年の経済リスク : 「 サブプライム、オイル、スタグネーション 」 だそうです。 』 (中略)

 長年の友人の、上野さんからのコメントです。  (中略)

②PHS
 過去10年以上、不良債権処理に追われていた、銀行を救ってきた ( ? ) 不況知らずの業種が、 「 パチンコ、ホテル(ラブホテル)、消費者金融 」 だったんだそうです。 ( Nikkei Business 2007.12.24 )

 パチンコ、消費者金融は、昨日も書きましたが大変厳しい状況です。

 PHSからSOSへ?  かつては、PHSの次はケータイだったんですが・・・。 」

4.若干、解説を加えます。  『 SOS 』 のサブプライムとは、アメリカの低所得者向け住宅ローンのことで、多額の焦げ付きが社会問題になっています。  オイルは原油高のことです。  スタグネーション ( stagnation ) とは不況のことです。

5.最近、ある雑誌で、 『 3K 』 が不況業種だと書かれてました。  「 金融、建設、貸金 」 だそうです。  ここで言う 「 金融 」 は証券・銀行で、 「 貸金 」 は消費者金融だと思われます。

6.どうも、経済については、あまり明るい話が聞こえてきません。  

 でも、こんな時こそ、笑いが必要ですね。

 

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三宅義行・宏美、父と娘の挑戦

1.1964年、東京オリンピックの重量挙げで、三宅義信選手が金メダルを取りました。  私が、小学校5年生のときでした。  三宅選手は、4年後のメキシコオリンピックでも、2大会連続の金メダルを獲得しました。

 メキシコオリンピックでは、弟の義行選手も銅メダルで、兄弟同時に、表彰台に上がりました。

2.先週末、NHKのBS放送で 『 たった1日を笑うために  ~重量挙げ 三宅宏美~ 』 を見ました。  三宅義行選手の娘さんです。

3.NHK・BSオンラインの、番組概要を紹介します。

 『 2000年、1人の中学3年生の目が、テレビにくぎ付けになっていた。  (中略)  ピアノで、音大を目指そうとしていた、その心をとらえたのは、シドニー五輪の大舞台で、自分の体重の2倍以上ある、バーベルを挙げる女子選手の姿。

 「私も、この重量挙げで、オリンピックに出たい」。  突然の申し出に、最初は反対した父も、自分の高校時代の重量を挙げてしまう、15歳の素質を前に、考えを変えた。

 ------- 「 この子は、世界に通用する。 」

 以来、二人の生活は激変した。目標を北京五輪に定め、義行は、16年の競技人生で培った教訓を、宏実に余すことなく伝えた。  その指導は、10年は必要というオリンピック出場を、たった3年半という早さで、成し遂げる。  しかし2004年アテネ五輪の結果は9位。  (中略)

-------それから4年。

 父娘は、再び五輪への切符を、掌中にした。  

 「 僕たちは、たった1日笑うために、364日苦しみ続けるんですよ。 」

 あるときはコーチと選手、あるときは父と娘。  二人きりの練習場では 「 喜び 」 「 苦しみ 」 「 怒り 」 「 自制 」 「 思いやり 」 さまざまな感情が交錯する。 』

4.オリンピックを目指す、宏美選手のハードトレーニングに感動しました。  しかし、それ以上に、娘のことを、ずっと見守りながらアドバイスを送る、父・義行さんの姿に、同じく娘を持つ身として、胸を打たれました。

 

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イチロー思考と松坂思考 その2

1.2月1日のブログで取り上げた 『 イチロー思考VS松坂思考 』 ( 児玉光雄著 幻冬舎刊 ) の松坂大輔選手の項からの抜粋です。

① 松坂の躍進を、支えている言葉がある。  それは、横浜高校時代の恩師・渡辺元智が、教えてくれた 「 目標がその日を支配する 」 という言葉である。

 これは、横浜高校の創始者・黒土四郎が、好んで暗唱した、後藤静香(せいこう)の 「 第一歩 」 という詩の1節である。

 『 三笠山に登る第一歩  富士山に登る第一歩  おなじ一歩でも覚悟が違う  どこまで行くつもりか?  どこまで登るつもりか?  目標がその日を支配する 』 

② 松坂は、マウンドでは終始 「 ポーカーフェイス 」 。  アウェー(敵地)での松坂へのブーイングまで、見事にエネルギーに変えてしまう。

 たとえ、打ち込まれてノーアウト満塁のピンチでも、まるで完璧に討ち取っているかのような、堂々とした態度を取り続けることができる。 

 心が態度を支配するのではなく、態度が心を支配するのだ。  どんなピンチの場面でも、まるですべてがうまくいっている時、のような態度を取ればよい。

③ 大事な局面ほど、笑顔を見せながら、とんでもないことをやってのける。  それが一流のアスリートなのだ。  

 実はこの笑顔が、心身をリラックスさせてくれる。  ピンチになればなるほど、笑顔をつくることを忘れないでほしい。

④開幕当時の力みも消え、心の余裕が、強引さを削(けず)り取った。  そんな松坂が、6月以降、口にするようになった言葉がある。

 「 悪い時に、いかに抑えるか、について考えている。 」 (中略)

 状態が良くないからといって、うまくいかないとは限らない。  そう考えてみよう。  すると不思議なことに、力みがなくなり、心に余裕ができる。  

 悪いなりにきっちり抑える術をマスターし、結果を出すのが、プロと言われる所以(ゆえん)である。

2.明日から、三連休ですね。  お互いに、実りある週末を。

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付和雷同

1.昨日のブログで紹介した、個人主義の20箇条の12番目に

 『 個人主義は付和雷同(ふわらいどう)しない。 』

 とありました。

2.付和雷同の意味が分からない、との声があったので、 『 四字熟語データバンク 』 という、サイトからの引用で説明します。

 意味・・・自分の主義主張を持たず、人の言動につられて行動すること。  深く考えず、他人の意見に簡単に同調すること。

 解説・・・ 「 付和 」 は他人の意見に簡単に賛成する意で 「 附和 」 とも書く。  「 雷同 」 は雷が応じて響くように、他人の意見に同調する意。

3. 『 新個人主義のすすめ 』 に、個人主義・利己主義・全体主義の違いが、食事を例にとって、面白く書かれていたので、また紹介します。

① 利己主義者・・・他の人のことも考えずに、たとえば鉄火巻きなら鉄火巻きばかり、自分の好物だからといって、30個も40個も食べてしまう人。

② 全体主義者または団体主義者・・・他の人の好みや都合を考えずに、すべての人を十把一(じゅっぱひと)からげにして、一定のものを押し付ける人。

③ 個人主義者・・・他の人の好みや都合を考えて、よけいなおせっかいはしない人。  そしてまた同時に、他の人の食べる分もよく慮(おもんばか)って、自分の欲望は抑制する人。

4.また、個人主義者と権威(けんい)主義者との違い、についても書かれていました。

 『 もし皆さんの周囲に、妙に威張ったり、なにかをひけらかしたり、権威をふりかざしたりする人がいたら、そういう人は決して個人主義者ではありません。

 それは俗物の権威主義者なのです。  もとより、信ずるには足りない人物ですから、どうぞ注意して、付き合われるのがよかろう、と忠告しておかなくてはなりません。 』

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新個人主義のすすめ

1.小さい頃から、人と群れて行動することは、あまりしませんでした。

 友人は沢山いるほうですが、自分では個人主義者だと思って、生きてきました。

2.林望(はやしのぞむ)先生の 『 新個人主義のすすめ 』 ( 集英社新書 ) を読みました。  共感する点が、多かったので紹介します。

 『 個人主義というのは、自分のことだけを、考えているのではダメで、自分以外の他人を 「 1個独立の個人 」 として認める、ということが根幹(こんかん)の、もっとも大切なことなのです。  ( 中略 )  

 したがって、正しい意味での個人主義は、決して利己(りこ)主義ではなく、むしろその反対、利他(りた)主義と言っても良いくらいです。 』

3.個人主義の20箇条として、次のように書かれています。

① 個人主義はつるまない。
② 個人主義は他者を認めて調和する。
③ 個人主義は思いやりの心を大切にする。
④ 個人主義は不必要に人に干渉(かんしょう)しない。
⑤ 個人主義は自分の言行(げんこう)に最後まで責任を持つ。

⑥ 個人主義は威張らない。
⑦ 個人主義は人に無駄をおしつけない。
⑧ 個人主義は自分の好みを人におしつけない。
⑨ 個人主義は感情に流されない。
⑩ 個人主義は約束を守る。

⑪ 個人主義は時間を大切にする。
⑫ 個人主義は付和雷同(ふわらいどう)しない。
⑬ 個人主義は流行に流されない。
⑭ 個人主義は自分を自分らしく表現する。
⑮ 個人主義は家族を大切にする。

⑯ 個人主義は規則を守る。
⑰ 個人主義は人の話を良く聴く。
⑱ 個人主義は貪(むさぼ)らない。
⑲ 個人主義はいつも静かに。
⑳ 個人主義は環境に配慮した暮らしをする。

4.また、日本の個人主義の代表者として、坂本龍馬、福澤諭吉、夏目漱石、吉田茂、白洲次郎、小泉信三が挙げられています。

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ジャイアンツ劇的V

1.ジャイアンツといっても読売ジャイアンツではありません ( 笑 ) 。  

 3日 ( 日本時間では昨日4日 ) に行われたアメリカのプロフットボール、NFLの第42回スパーボウルで、ニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツに、劇的な逆転勝ちをしました。

2.ペイトリオッツは、今季レギュラーシーズン16連勝で、勝てば、1972年のマイアミ・ドルフィンズ以来35年ぶり、史上2チーム目の、無敗でのスーパーボウル制覇ということになります ( 1972年当時、レギュラーシーズンは14試合制 ) 。

 また、QB(クォーターバック)のトム・ブレイディは、スーパーボウル過去3戦全勝で、MVP ( 最優秀選手賞 ) を2度受賞しています。  もし3度目を受賞すれば、サンフランシスコ・49ers(フォーティーナイナーズ)の、QBジョー・モンタナと並んで、歴代1位になります。

3.ジャイアンツのQBイーライ・マニングは、昨季のスーパーボウルを制したインディアナポリス・コルツの、QBペイトン・マニングの末弟です。  父アーチー・マニングも、かってNFLのQBとして活躍しました。

 ジャイアンツが勝って、イーライがMVPに選ばれると、昨季のペイトンに続いて、初の兄弟でのMVP受賞となります。

4.両チームは、昨年末のレギュラーシーズン最終戦で対戦しています。  このときは、試合終了間際に、ブレイディからWR(ワイド・レシーバー)ランディ・モスへの、65ヤードTD(タッチダウン)パスが通り、ペイトリオッツが38対35で劇的な逆転勝ちをし、レギュラーシーズン無敗が確定したのです。

5.さて、昨日のスーパーボウルです。

 すごい試合でした。

①第3オーター ( 1クオーターは15分間で、第4クオーターで終了 ) までは、7対3でペイトリオッツがリードしていました。

②第4クオーターに入り、マニングがTDパスを決めましたが、すぐブレイディがモスへのTDパスを決めて、14対10でペイトリオッツがまたリードしました。  レギュラーシーズン最終戦に、似てきました。

③残り時間は2分39秒です。  このまま、ぺイトリオッツが勝つような雰囲気に、ほとんどなっていました。  

④ところが、なんと、残りわずか35秒で、マニングが再びTDパスを決めて、14対17と逆転勝ちしたのです。

6.私はペイトリオッツのファンです。  

 しかし、あの追い詰められた、本当に後の無い状況の中、決めたTDパスを見ると、マニングをほめるしかありません。  当然、MVPはマニングでした。

 ひさしぶりに、テレビを見ながらドキドキしました。
  

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運の達人

1.いつも読ませていただいているブログの1つに 『 運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣 』 ( 書き手・あおぞらきりん ) があります。

 運についての書籍や話が紹介されています。

2.2月3日のブログは、桜井章一さんの書かれた 『 20年間無敗の雀鬼が明かす 「 勝負哲学 」 』 が取り上げられていました。  

3.抜粋し、番号を付けて、紹介します。  

 『 ① 桜井章一さんは、プロの 「 代打ち 」 として、20年間一度も負けなし、という無敗伝説を築き、 「 雀鬼 」 という異名を取った人物です。

 麻雀において、運が入り込む余地は高く、桜井さんは 「 運の流れ 」 を呼び寄せることには、一流の手腕を発揮します。

② 今回は、桜井さんによる 「 運がある人 」 と 「 ない人 」 の違い、についての考察を、紹介してみましょう。

③ チャンスにいかに乗るか。  これが、運をよくするための極意、であると語る桜井さん。

④ しかし、なんでもかんでも批判したり、マイナス要素をあげつらって語るような体質の人は、チャンスが来たときに、それに乗ることが難しいとのこと。

 逆に、どんな小さなことでもいいのですが、目の前にあることや、自分の置かれた状況を素直に喜べる人には、いつか必ず、運が巡ってくるそうなのです。

 事実、桜井さんは、どんなにいやなことがあっても、それを楽しむことで乗り越え、人を楽しませ、自分も楽しく生きることが、人生の意味だと感じているようです。

⑤ また同時に、桜井さんはハッピーになるためには、 「 不安を減らすこと 」 が大切であると語ります。

 自分の不安を消している努力を、することで結果ハッピーになるのです。

⑥ いつも心地よく、楽しい気分で過ごすことが、出来るようにする。  運を引き寄せるには、大切なことのようですね。 』

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イチロー思考と松坂思考

1.『 イチロー思考VS松坂思考 』 ( 児玉光雄著 幻冬舎刊 ) を読みました。  鹿屋体育大学教授である児玉先生の専門は、臨床スポーツ心理学、体育方法学です。

2.イチロー選手と松坂大輔選手の言動を、題材にして書かれた本です。  イチロー選手の項と、松坂選手の項とが交互になっていますが、それぞれ面白かった箇所を、紹介します。

3.イチロー思考

① 少年時代、中日ドラゴンズの田尾安志選手のバッティングフォームを、それこそ真剣にまねていた。  ( 中略 )  言い換えれば、成りきる能力が優れているから、イチローは偉大な打者になったともいえる。  ( 中略 ) 独創性とは、結局、模倣(もほう)に個性が加わった時に、生まれるものである。

② 「 生きてる実感は、ピンチやスランプの時にしか感じられない 」 という思考パターンが、彼の活躍を支えている。

③ 「 プレッシャーのかかる感じはたまりません。  僕にとっては最高ですね。  ものすごく苦しいですけど。 」

 「 プレッシャーがかかっている。  良い徴候だ。  きっとうまくいく。 」 と、つぶやいて、目の前のゲームに集中するか、 「 プレッシャーがかかっている。  これではダメだ。  ゲームに集中できない。 」 と考えるか。

④ 「 大リーグでは、他の選手に比べたら、僕は大きくない選手で、 “ 身体は小さいのに ” という表現を時どき使われる。  でも身体を自由に動かしたり、操ったりという定義なら、僕ほど恵まれている選手は、いないと思います。 」

 恵まれているから、力を発揮できるのではない。  ハンディがあるから、力を発揮できると考えてみよう。

⑤ 金銭欲や、出世欲のような外発的モチベーターも、それなりに強烈である。  しかし、この欲も、結局、内側から湧き上がる 「 最高の自分に巡り逢いたい。 」 という欲には勝てない。

 これを、心理学では 「 内発的モチベーター 」 と呼んでいる。  このモチベーターこそ、やる気を起こさせる最強の要素。

4. 書ききれなくなってしまいました。  松坂思考は週明けに紹介します。  お楽しみに。

 いよいよ、スーパーボウルです。  ペイトリオッツの16連勝記念Tシャツの他に、トム・ブレイディの50タッチダウンパス記念Tシャツも買っちゃいました ( 笑 ) 。

 よい週末を。 

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