2023.06.20 Tue
2023体重別選手権大会
1.6月17・18日は2023体重別選手権大会(兼・第19回全アジアウェイト制大会・第38回ウェイト制大会)でした。 城西からは11名の選手が出場しました。 それぞれの結果と私から見た課題は以下のとおりです。
①平沢拓巳(ゼッケン33番)・・・男子軽量級(-70kg)、三回戦で廣本直也選手に本戦敗退。 ㋑試合前にも本人に話しましたが、平沢の良さは伸びのある攻撃なのですが、逆に言うとコンパクトさに欠けるきらいがあります。 ㋺また最後のラッシュが雑なため、前回と大会同様に顔面殴打の注意を取られました。 自分の突き蹴りを細かくコントロールすることができれば㋑㋺がなくなり、もっと良くなると思います。
②金子雄大(ゼッケン21番)・・・男子軽量級(-70kg)、第三位。 準決勝で優勝した小林健人選手に減点一での本戦判定負け。 雄大らしい上手さが随所に見られました。 現在63kgの体重を増やすことができれば、昨年の軽軽量級に続く二階級制覇が見えてきます。 まずは食トレですね。
③鈴木哉琉(ゼッケン47番)・・・男子軽量級(-70kg)、準々決勝で優勝した小林健人選手に本戦敗退。 昨年の第54回全日本大会2回戦でも対戦しましたが、その時よりはだいぶ差が縮まってきました。 真面目に稽古し、メンタルも強いので、今後の精進に期待します。
④平山尚樹(ゼッケン56番)・・・男子中量級(-80kg)、三回戦で優勝した飯塚翼選手に本戦敗退。 心肺機能の高さという長所もあり徐々に強くなってきていますが、㋑素早い受け返しなどの組手の緻密さ、㋺雄大同様、現在71kgの体重増が課題です。
⑤高田悠一郎(ゼッケン63番)・・・男子中量級(-80kg)、準々決勝で谷川蒼也選手に本戦敗退。 本来持っているポテンシャルは高く、上京して一年間真面目に稽古してきました。 細かい修正点はいくつかありますが、だいぶ力を付けてきています。 試合数を積んでいけば、もっと結果が出せるようになると思います。
⑥奥寺勇輝(ゼッケン73番)・・・男子中量級(-80kg)、第三位。 準決勝で準優勝した山上大輝選手に試割判定負け。 上段蹴りの当て勘が良いという奥寺の良さは随所に見られました。 ただ、持っている潜在的能力を考えると、まだまだ物足りません。 仕事を持ちながらではありますが、稽古量の確保が最大の課題です。
⑦伊藤圭太(ゼッケン88番)・・・男子中量級(-80kg)、三回戦で山上大輝選手に本戦敗退。 緑帯で出た昨年に比べると急成長していると思います。 奥寺同様仕事を持ちながらではありますが、稽古量の確保が最大の課題です。
⑧佐藤拓海(ゼッケン111番)・・・男子軽重量級(-90kg)、準々決勝で準優勝のフェドシーブ・アレクセイ選手に本戦敗退。 2018年の第50回全日本大会・1回戦で本戦判定負けを喫している相手との再戦です。 コロナ過の三年間、ロシア選手との対戦機会がありませんでした。 拓海だけでなく城西の選手全般に言えることですが、どつき合い・削り合いに強いロシア的な戦い方に対する工夫・稽古が、急務です。
⑨岡部慎太郎(ゼッケン131番)・・・男子重量級(+90kg)、準々決勝で準優勝のカパナーゼ・ゴデルジ選手に延長戦敗退。 善戦はしましたが、昨年の第54回全日本大会でのコバレンコ選手との戦い同様、後半でやや失速しました。 スタミナ稽古により一層励むことと同時に、試合におけるペース配分も考える必要があると思います。 優勝したイエロメンコ選手の戦い方などを参考にするとよいと思います。
⑩福永ゆら(ゼッケン145番)・・・女子中量級(-55kg)、準々決勝で本戦敗退。 リーチが長く上段への蹴りを得意とする選手に対して、本来持っている効果的な突き蹴りが出せなかった印象です。 接近戦での左右の回り込み、相手の蹴りに対する捌きからの返しなどを身につける必要があります。 また、ウェイトトレーニングによる突き蹴りの威力向上も課題です。
⑪小木戸琉奈(ゼッケン154番)・・・準決勝で準優勝のコノバロア・ナタリア選手に本戦敗退。 ⑧にも書きましたが、どつき合い・削り合いに強いロシア的な戦い方に対する工夫・稽古が必要です。 雄大同様、昨年の軽量級に続く二階級制覇に向けて、今後も稽古・工夫を積み重ねていってもらいたいと思います。
2.いつも言うことですが、勝てなかったときの方が、今後の課題はより鮮明になります。 試合後の会場でも話しましたが、「しつこくあきらめない人」が空手に限らず望んだ結果を最終的にはつかむものです。 そういった意味で、女子重量級で優勝した本村愛花選手の戦いには心を打たれました。
大阪での6月の試合も、第一回ウェイト制大会前年の西日本大会を含めると39回目となります。 帰りの新幹線での心境も、試合に勝ったとき、負けたときで、さまざまです。 でも、暑くなりかけのこの時期に毎年大阪で「ワクワク、ドキドキ」できる幸せ感は変わりません。
戦った選手・セコンド・応援の皆さんお疲れ様でした。
①平沢拓巳(ゼッケン33番)・・・男子軽量級(-70kg)、三回戦で廣本直也選手に本戦敗退。 ㋑試合前にも本人に話しましたが、平沢の良さは伸びのある攻撃なのですが、逆に言うとコンパクトさに欠けるきらいがあります。 ㋺また最後のラッシュが雑なため、前回と大会同様に顔面殴打の注意を取られました。 自分の突き蹴りを細かくコントロールすることができれば㋑㋺がなくなり、もっと良くなると思います。
②金子雄大(ゼッケン21番)・・・男子軽量級(-70kg)、第三位。 準決勝で優勝した小林健人選手に減点一での本戦判定負け。 雄大らしい上手さが随所に見られました。 現在63kgの体重を増やすことができれば、昨年の軽軽量級に続く二階級制覇が見えてきます。 まずは食トレですね。
③鈴木哉琉(ゼッケン47番)・・・男子軽量級(-70kg)、準々決勝で優勝した小林健人選手に本戦敗退。 昨年の第54回全日本大会2回戦でも対戦しましたが、その時よりはだいぶ差が縮まってきました。 真面目に稽古し、メンタルも強いので、今後の精進に期待します。
④平山尚樹(ゼッケン56番)・・・男子中量級(-80kg)、三回戦で優勝した飯塚翼選手に本戦敗退。 心肺機能の高さという長所もあり徐々に強くなってきていますが、㋑素早い受け返しなどの組手の緻密さ、㋺雄大同様、現在71kgの体重増が課題です。
⑤高田悠一郎(ゼッケン63番)・・・男子中量級(-80kg)、準々決勝で谷川蒼也選手に本戦敗退。 本来持っているポテンシャルは高く、上京して一年間真面目に稽古してきました。 細かい修正点はいくつかありますが、だいぶ力を付けてきています。 試合数を積んでいけば、もっと結果が出せるようになると思います。
⑥奥寺勇輝(ゼッケン73番)・・・男子中量級(-80kg)、第三位。 準決勝で準優勝した山上大輝選手に試割判定負け。 上段蹴りの当て勘が良いという奥寺の良さは随所に見られました。 ただ、持っている潜在的能力を考えると、まだまだ物足りません。 仕事を持ちながらではありますが、稽古量の確保が最大の課題です。
⑦伊藤圭太(ゼッケン88番)・・・男子中量級(-80kg)、三回戦で山上大輝選手に本戦敗退。 緑帯で出た昨年に比べると急成長していると思います。 奥寺同様仕事を持ちながらではありますが、稽古量の確保が最大の課題です。
⑧佐藤拓海(ゼッケン111番)・・・男子軽重量級(-90kg)、準々決勝で準優勝のフェドシーブ・アレクセイ選手に本戦敗退。 2018年の第50回全日本大会・1回戦で本戦判定負けを喫している相手との再戦です。 コロナ過の三年間、ロシア選手との対戦機会がありませんでした。 拓海だけでなく城西の選手全般に言えることですが、どつき合い・削り合いに強いロシア的な戦い方に対する工夫・稽古が、急務です。
⑨岡部慎太郎(ゼッケン131番)・・・男子重量級(+90kg)、準々決勝で準優勝のカパナーゼ・ゴデルジ選手に延長戦敗退。 善戦はしましたが、昨年の第54回全日本大会でのコバレンコ選手との戦い同様、後半でやや失速しました。 スタミナ稽古により一層励むことと同時に、試合におけるペース配分も考える必要があると思います。 優勝したイエロメンコ選手の戦い方などを参考にするとよいと思います。
⑩福永ゆら(ゼッケン145番)・・・女子中量級(-55kg)、準々決勝で本戦敗退。 リーチが長く上段への蹴りを得意とする選手に対して、本来持っている効果的な突き蹴りが出せなかった印象です。 接近戦での左右の回り込み、相手の蹴りに対する捌きからの返しなどを身につける必要があります。 また、ウェイトトレーニングによる突き蹴りの威力向上も課題です。
⑪小木戸琉奈(ゼッケン154番)・・・準決勝で準優勝のコノバロア・ナタリア選手に本戦敗退。 ⑧にも書きましたが、どつき合い・削り合いに強いロシア的な戦い方に対する工夫・稽古が必要です。 雄大同様、昨年の軽量級に続く二階級制覇に向けて、今後も稽古・工夫を積み重ねていってもらいたいと思います。
2.いつも言うことですが、勝てなかったときの方が、今後の課題はより鮮明になります。 試合後の会場でも話しましたが、「しつこくあきらめない人」が空手に限らず望んだ結果を最終的にはつかむものです。 そういった意味で、女子重量級で優勝した本村愛花選手の戦いには心を打たれました。
大阪での6月の試合も、第一回ウェイト制大会前年の西日本大会を含めると39回目となります。 帰りの新幹線での心境も、試合に勝ったとき、負けたときで、さまざまです。 でも、暑くなりかけのこの時期に毎年大阪で「ワクワク、ドキドキ」できる幸せ感は変わりません。
戦った選手・セコンド・応援の皆さんお疲れ様でした。