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第36回ウェイト制大会・2019国際親善大会

1.4月20・21日は「武蔵野の森 総合スポーツプラザ」で第36回ウェイト制大会が行われました。  出場選手について、結果と感想を書いてみます。

①奥寺勇輝(軽量級)・・・第4位。  昨年からウェイトトレーニングにも取り組み、体重・体格ともにアップしてきました。  それなりにパワーも付いてきましたが、全般的に軽さが感じられます。  接近戦での突きの攻防が出来るようになると、自然と腰も落ち、重さが出てくるのかも知れません。  素材的には素晴らしいものを持っていますが、それを開花させられるかどうかは、奥寺自身の今後の精進にかかっています。

②平沢拓己(軽量級)・・・2回戦で山西練選手に判定負け。  今春、大学に進学し、城西の稽古に参加しています。  素晴らしい空手センスを持っています。 特に1回戦で見せたクイックの突きはタイミングが秀逸でした。  道場稽古およびウェイトトレーニングによって練習量を積めば、大きな大会で活躍することも可能です。

③加賀健弘(中量級)・・・優勝。  実力はありながら、中々優勝に手が届きませんでしたが、やっと結果を出すことができました。  突き・蹴りの威力が増したこと、捌き・足掛けが上手くなったこと、などが目につきました。  今年の世界大会も含め、無差別の大会での優勝が、加賀の次の目標になると思います。

④吉田篤司(中量級)・・・3回戦でブラデスラブ・カミドゥリン選手に判定負け。  昨年と比較すると、技・パワーともに格段の進歩が見られました。  今後は、吉田自身の特性・個性を生かした組手を研究することが大事です。  真面目に取り組んでいるようなので、試合経験を積めば、上位入賞も見えてきます。  

⑤楠幹太(中量級)・・・3回戦で海老原聖人選手に判定負け。  経験は浅いのですが、空手センスは光るものを持っています。  来年のウェイト制や全日本大会に向けて、技・パワー・スタミナともに向上していけば、結果は付いてくるはずです。  本人の自覚に期待します。

⑥亘和孝(中量級)・・・第3位。  準決勝で清水祐貴選手に延長戦判定負け。  昨年のウェイト制大会後のブログで「普段の稽古では足払いも器用にこなしていましたが、試合では出せませんでした。」と書きましたが、今回はその成果が出ました。  年齢的には、加賀とともに次代のチーム城西のリーダーになるのですから、今よりもさらに高い意識で、稽古・日常生活に取り組むことが必要でしょう。

⑦佐藤拓海(中量級)・・・3回戦で清水祐貴選手に判定負け。  チーム城西の若手の中では、一番真面目に稽古に取り組んでいるという印象です。  試合経験を積む中で、体が柔らかいという特性を生かした「自分に合った組手」を研究していけば、面白い選手になると思います。  

⑧中川拓人(中量級)・・・1回戦で貴堂実選手に判定負け。  昨年のウェイト制大会後のブログで「突きと下段廻し蹴りだけでなく組手の幅をもう少し広げることが望まれます。」と書きましたが、あまり向上が見られませんでした。  突きと下段は良いものを持っています。  他の技で攻撃を散らせれば、その突きと下段がもっと活きてきます。  毎日課題を持って稽古量を積む中で、徐々に組手の幅を広げていく必要があります。    

⑨橋本拓人(軽重量級)・・・1回戦でイバン・アクセネシコ選手に判定負け。  稽古に真面目に取り組んでいます。  腰が強く、上段も蹴れるという特性を持っています。  今後は捌き・足掛けなどの技術習得に取り組み、中川同様、組手の幅を広げていく必要があります。  

⑩竹岡拓哉(軽重量級)・・・第4位。  準々決勝で相手選手の顔面殴打でドクターストップとなりました。  勝ち上がれば、準決勝の相手は昨年勝っているアンドレイ・チルコフ選手だっただけに残念でした。  それまでの試合を見ると、突き・蹴りの威力が昨年よりアップしているように感じました。  また、1回戦で見せた突きの連打は、体全体を上手に使っていて、見栄えがしました。

⑪吉村基(重量級)・・・1回戦で、アンソニー・トッカ―選手に、判定負け。  昨年から取り組み始めたウェイトトレーニングによって突き・蹴りの威力がアップしてきました。  また、道場稽古を見ると、足掛けも上手にこなします。  実力は確実に上がってきているので、今後は、副審に旗を挙げてもらえるような戦い方を、試合経験を積む中で身に付けていってもらいたいと思います。    


2.同時開催の2019国際親善大会の入賞者については各セコンドがコメントすると思います。


3.1月6日のブログで書きましたが、私が理想とする城西のチームカルチャーは

「①どこよりも創意工夫する

②どこよりも練習する

③どこよりも楽しんでやる」

です。

また、次の試合に向けて、頑張りましょう。

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チームカルチャー

明けましておめでとうございます。  今年もよろしくお願い致します。

極真空手の試合は個人競技ですが、私がたびたび「チーム城西」と書いているように、道場ごとの「チームによる戦い」の側面があります。

そこで今回は、『最強のポジティブチーム』(ジョン・ゴードン著 日経BP社)を取り上げます。  第2章「ポジティブチームが生み出すポジティブカルチャー」から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.序文

①偉大なチームがすばらしいカルチャーを持っているのには理由がある。  カルチャーとは、チームが「何を信じるか」 「何を大切にするか」 「何をするか」を示す、生きた「本質」だからだ。  チームカルチャーとは、チームのコミュニケーション、つながり、考え、仕事、行動について明文化されたルール、あるいは不文律だ。

②カルチャーとは、何かひとつのものを指す言葉ではない。  すべてを意味している。  カルチャーは希望や信念につながり、希望や信念は行動につながる。  行動は習慣につながり、習慣は未来をつくる。

③アップルは、ふたりのスティーブ(ジョブスとヴォズニアック)しかいなかった時代からこれまでずっと、どういうカルチャーをつくりたいかについて、まったくぶれていない。  それは「常識を疑うカルチャー」である。  

2.あなたのカルチャーをつくる

①NBAボストン・セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンスはこう語っている。  「カルチャーとは単なる伝統ではない。  ロッカールームにいる人たちが受け継いでいくものだ」

②チームとして、あなたをはじめとするメンバーは常に独自のカルチャーをつくっている。  毎日、いつでも、考えていることや発言していること、そして行動していることによってカルチャーをつくりあげている。  昨日、あるいは1年前のあなたのカルチャーがどんなものだったかは関係ない。  大事なのはカルチャーをつくるために、今日、何をするかだ。

3.カルチャーは変化するもの

①組織やチームのカルチャーと聞くと、多くの人はリーダーシップに期待する。  確かにそれは間違っていない。  リーダーはカルチャーに対する大きな影響力を持つからだ。  全体のトーンを決め、チームが何を重んじ何を体現するのかを決めるのはリーダーの役目だ。  とはいえ、ここで大事なのは、カルチャーに命を吹き込み、カルチャーをつくっていくのはチーム全員の使命だということだ。  (中略)

②カルチャーは変化するものだ。  あなたが話す言葉、あなたの考えで高められる。  あなたが何を共有するかで改善でき、あなたの行動でつくり変えられる。  今すぐポジティブなカルチャーを生み出すポジティブなチームに変えられるはずだ。

4.カルチャーを優先する

①2001年からバージニア大学の男子テニス部の監督を務めたブライアン・ボーランドによると、準々決勝や準決勝に何度も勝ち進み、決勝まで残ったことも数回あった。  それにもかかわらず、優勝はできなかった。  ところが2013年にすべて変わり、その後は5回の全国大会のうち実に4回優勝している。

②私はブライアンに何があったのかと尋ねた。  「私が変わり、私たちが変わった。   それまでの私はただ厳しく、結果ばかりを気にしていた。  選手たちもそれを感じ取っていた。  でも2013年にカルチャーを中心に据えて、それまでの結果重視の方針からカルチャーやプロセスを大切にするようになった。  つまり、それまでは優勝したいと考えている個人の集まりだったが、偉大なチームになろうと考えるようになったんだ」

5.根っこに投資を

①どんなチームであっても、才能のある人の存在はありがたい。  だが、その人たちが偉大なことを成し遂げるよう方向づける必要がある。  それをするのがカルチャーだ。  私はこれまで、才能のある人たちがいてもカルチャーがよくないため結果を出せないチームをいくつも見てきた。  

②木になる果実にばかり気を取られているチームが多すぎる。  彼らが意識しているのは、結果、数字、株価、テストの点数、利益、そして勝敗だ。  果実ばかりに目が行って、根っこの部分のカルチャー、人、人間関係、プロセスを見ていない。』

私が理想とするチーム城西のカルチャーは次の通りです。

「どこよりも創意工夫する、どこよりも練習する、どこよりもそれらを楽しんでやる」

でも、3.①にあるように、「カルチャーに命を吹き込み、カルチャーをつくっていくのはチーム全員の使命」です。

今年もチーム城西一丸となって稽古していきましょう。


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第26回全関東大会

昨日は水戸で全関東大会でした。  以下は本部席前のB・Cコートの入賞者についてのコメントです。

①金子雄大(高校生男子-65㎏級・優勝)・・・雄大らしいメリハリのある組手で優勝しました。  特に、準々決勝(?)で相手選手に上段の技有りを取られてから、上段前蹴りの技有りを取り返した試合はさすがでした。  足払いの技術を磨いて、上下への振り分けができれば、さらなる技術アップが可能だと思います。  YouTubeで緑健児選手の「第1回千葉県大会2回戦」を観て参考にして下さい。

②酒井真由(一般女子-55㎏級・第3位)・・・ウェイトトレーニングの成果が徐々に出てきました。  ただ、突きで押し込まれる場面が少し見られたので、自分も強い突きを打つこと、(構えが高いので)もう少し腰を落とすこと、が必要です。

③因徹也(一般新人戦-70㎏級・優勝)・・・上段内廻し蹴りや足掛け下段突きの技有りを取るなど、技にキレがあります。  今後は、そういった特性をさらに磨くとともに、ウェイトトレーニングによるパワーアップが欠かせません。

④杉沢豪也(一般新人戦-70㎏級・準優勝)・・・スネ受けが甘いので準々決勝あたりから左足が効いているようにも見えました。  それでもダメージを抱えながら、あきらめずに勝ち上がったのは素晴らしいです。  稽古を積んで基本的な攻防の技術を身に付けて下さい。

⑤山田魁(一般新人戦-70㎏級・第3位)・・・準決勝の因徹也戦はキャリアの差が出ましたが、よく頑張りました。  まだ9級ですから、次の審査会や試合に向けて継続的な稽古を重ねていってもらいたいと思います。

⑥佐藤拓海(一般男子上級-80㎏級・準優勝)・・・体が柔らかく技にキレがあります。  決勝の高木信選手とは5月の富士山杯の準決勝でも対戦しましたが、連敗です。  壁になる特定の相手選手がいるというのは、自分が強くなる上で大きな助けとなります。  技術面においては次に勝つために何が必要かを考える糧になりますし、メンタル面においてはその選手をイメージすることで稽古に打ち込む大きな動機(モチベーション)となります。  次回対戦の勝利に期待します。

⑦橋本拓人(一般男子上級-80㎏級・第3位)・・・準決勝で高木信選手に敗れました。  特に、何度も場外注意を取られたのはいただけません。  佐藤拓海同様、次回は高木選手に勝つべく、高木戦を念頭に置いたハードトレーニングを期待します。   

選手・セコンド・応援の皆さん、お疲れ様でした。

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