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第54回全日本大会

11月20日は第54回全日本大会でした。  男子12名、女子1名が出場しました。  以下はゼッケン番号順のコメントです。

①穐山和斗(ゼッケン3番)・・・2回戦で平岩皓太選手に本戦判定負け。  今後はウェイトトレーニングと食事による体重増が最重要課題です。  まだ高校2年生ですから、一般の試合での経験を積んでいけば、いい選手になると思います。

②岡部慎太郎(ゼッケン5番)・・・4回戦でコバレンコ・コンスタンティン選手に本戦判定負け。  ベスト16。   前回大会で新人賞受賞後、体重別大会、東日本大会とやや足踏みが続いていましたが、今回はすばらしい内容だったと思います。  特に3回戦では、西日本大会で圧勝した大秦零司選手を本戦で完封しました。  真面目に取り組んでいるので、やがて優勝も見えてくると思います。 

③平沢拓巳(ゼッケン9番)・・・2回戦で海老原聖人選手に本戦判定負け。  才能はトップクラスですが、残念ながら現時点ではそれを活かしきれていません。  何が足りないのか、自分自身を見つめなおすことが大事です。  稽古量、トップを目指す思い、創意工夫、など何かが不足している感じがします。  

④佐藤拓海(ゼッケン18番)・・・3回戦で長澤大和選手に本戦判定負け。  試合後本人にも言いましたが、稽古量の不足が感じられました。  4月の大学卒業後に就職して稽古時間が取りにくいのはわかりますが、すきま時間に自主トレするなどの工夫で補っていくしかありません。  

⑤高田悠一郎(ゼッケン24番)・・・2回戦でトゥセウ・アントニオ選手に本戦判定負け。  試合自体は善戦・健闘しました。  中学時代に全国大会で優勝するなどの実績があり、4月に愛媛から上京してきました。  来年の体重別大会入賞を目指して稽古に励んでもらいたいと思います。

⑥小木戸瑛斗(ゼッケン28番)・・・3回戦で荒田昇毅選手に下段回し蹴り(カーフキック)の技ありを取られ、本戦判定負け。  体格にまさる相手と戦うときは、「いかにして相手の攻撃をまともにもらわないか」、つまり防御がより重要になります。  ただ、今年の瑛斗は西日本大会の3位入賞を含め、順調に力をつけてきています。  

⑦加賀健弘(ゼッケン35番)・・・準々決勝で大秦稜司選手に「胸をつけての攻撃」の減点1で本戦判定負け。  第5位。  優勝を目指して一生懸命トレーニングしてきただけに残念な結果でした。  捲土重来を期待します。

⑧金子雄大(ゼッケン39番)・・・3回戦で西村大河選手に本戦判定負け。  雄大らしいすばらしい動きでしたが、西村選手の押しに崩される場面が見られました。  ウェイトトレーニングに一層励んでパワーアップに努めるとともに、大型選手との戦い方への創意工夫・稽古が必要です。  

⑨平山尚樹(ゼッケン46番)・・・3回戦で大秦稜司選手に本戦判定負け。  前回大会以後、体重別大会、東日本大会、今大会と着実に力を付けてきています。  高校時代は佐賀県の陸上800mのチャンピオンだったそうで、スタミナと手数を活かした組手をさらに磨いていってもらいたいです。  

⑩石崎恋之介(ゼッケン52番)・・・準々決勝で西村界人選手に本戦判定負け。  第7位。  3大会連続で入賞し、安定した実力が感じられます。  この先、優勝に絡むような選手になるためには、一層の創意工夫(どのように戦うか、そのためにどのような稽古をするか、など)が必要不可欠です。  

⑪鈴木哉琉(ゼッケン58番)・・・2回戦で小林健人選手に本戦判定負け。  体重別大会の飯塚翼選手との試合に続き、トップ選手に対して健闘しました。  まだ高校3年生なので、一般試合での経験を積めば、哉琉の持ち味である覇気が見えるいい選手になると思います。

⑫奥寺勇輝(ゼッケン64番)・・・4回戦で西村界人選手に本戦判定負け。  ベスト16。  西村選手は勝ち進んで優勝しましたから、体格差も含め妥当な結果でしたが、若干ファイティング・スピリットにかける試合に見えました。  奥寺自身が前々回大会で優勝候補の星龍之介選手から技ありを取ったように、極真の大会では何が起こるか最後まで分かりません。  普段の稽古に対する姿勢を含め自省が望まれます。  

⑬小木戸琉奈(ゼッケン217番)・・・2回戦で神田乙璃沙選手に減点1で本戦判定負け。  動きが速く、蹴りに伸びがある相手に対する戸惑いが、顔面殴打2回や蹴り足の道着をつかむ、といった反則につながったように思います。  体重別大会・軽量級で優勝したとはいえ、和斗同様高校2年生なので、一般大会の経験がまだまだ足りません。  今後の精進・創意工夫に期待します。

チーム城西としては、大会前に期待したような結果ではありませんでした。  責任者である私自身も反省すべき点がありました。  来年の体重別大会、第13回世界大会に向けて、指導陣・選手一丸となって創意工夫し、稽古に励みたいと思います。

選手・セコンド・コーチ・応援の皆さん、お疲れ様でした。

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内弟子指導員募集

1.コロナ禍で2年間夏季合宿ができませんでした。  昨日・一昨日は3年ぶりの夏季合宿を山中湖で行いました。  避暑地らしい涼しい気候で、冷房のない体育館でも快適に稽古ができたと思います。
 参加された道場生や指導員の皆さん、お疲れさまでした。  選手は休む間もなく、今日の阿曽師範代のウェイトトレーニング、明日から3泊4日の蓼科合宿と続きます。

2.久しぶりに内弟子指導員を募集することにしました。  詳しくは支部ホームページを見てください。

3.城西の内弟子指導員第一号は大西靖人です。  1979年の第1回首都圏交流試合で優勝したことを機に内弟子としました。
 大西以降現在に至るまでの、城西の内弟子指導員を内弟子になった順に並べると以下の通りです。  なお、選手と指導員を同時期に兼ねていた者のみ列挙します。   

①大西靖人
②三和純
③鴨志田裕寿
④大賀雅裕
⑤小笠原和彦
⑥中江辰美
⑦増田章
⑧黒沢浩樹
⑨五来克仁
⑩江口芳治
⑪小田勝幸
⑫田辺英明
⑬青木英記
⑭池田祥規
⑮山辺光英
⑯松田将典
⑰森善十朗
⑱鎌田翔平
⑲竹岡拓哉
⑳加賀健弘
㉑石崎恋之介
㉓亘和孝


4.①大西から⑥中江ぐらいまでは、各道場に指導に行った指導員が代田橋道場前の銭湯に集まり、その後私の自宅に寄って食事をする、文字通り「内弟子」という感じでした。  松井館長が出稽古に来られていたのも、その頃のことです。  
 ⑭池田以降は、私が経営する会社の社員になり指導に当たるという形で、「社員指導員」といったほうが正確かもしれません。

5.最近の選手は会社員や学生が多く、また何人かは支部長として独立したので、空手専業の指導員が少なくなり、ある意味「公募」することにしました。

※追伸
 最近、記憶力がますます衰えてきたので、3.の内弟子一覧に漏れがないか心配です 笑
 誰か漏れに気が付いたら教えてください。



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2022体重別選手権大会

1.6月4・5日は2022体重別選手権大会(兼・第37回ウェイト制大会)でした。  城西からは12名の選手が出場しました。  それぞれの結果と私から見た課題は以下のとおりです。  

①金子雄大(ゼッケン15番)・・・男子軽軽量級(-60kg)優勝。  圧勝でした。  今後は、ウェイトトレーニングによる体づくりと、無差別級でも通じるようなヒット&アウェイの技術を身につけることが課題です。

②伊藤圭太(ゼッケン18番)・・・男子軽量級(-70kg)、一回戦で敗退。  まだ4級ですから、試合経験を重ねるうちに実力が付いてくると思います。

③穐山和人(ゼッケン15番)・・・男子軽量級(-70kg)、三回戦で準優勝した小林健人選手に負けましたが、善戦しました。  ウェイトトレーニングによる体づくりと、183cmの長身を活かした戦い方を工夫することが課題です。  

④針山功靖(ゼッケン22番)・・・男子軽量級(-70kg)、二回戦で敗退。  足掛けにこだわって足を抱えることが多く、結果として手数足数が少なくなっているように感じます。

⑤平沢拓巳(ゼッケン28番)・・・男子軽量級(-70kg)、第4位。  準決勝では顔面殴打で減点負けしました。  アグレッシブなのは良いのですが、反面、組手が雑になりがちです。  

⑥平山尚樹(ゼッケン32番)・・・男子軽量級(-70kg)、三回戦で敗退。  心肺機能の高さなど長所もあるのですが、負けた平沢拓巳戦では上段回し蹴りをもらうなど、組手の基本的なことが若干不足しています。

⑦鈴木哉琉(ゼッケン34番)・・・男子軽量級(-70kg)、三回戦で優勝した飯塚翼選手に敗退。  飯塚戦では最初に下段突きの技ありを取ったのですが、不用意な捨て身技を出して、下段突きの技ありを取り返されました。  より一層のパワートレーニングと試合経験を重ねれば、場内を沸かすような選手になる可能性を秘めています。

⑧小木戸瑛斗(ゼッケン44番)・・・男子中量級(-80kg)、三回戦で優勝した大秦稜司選手に敗退。  8kgの体格差が敗因でした。  ウェイトトレーニングによる体づくりが課題です。  

⑨奥寺勇輝(ゼッケン56番)・・・男子中量級(-80kg)、準優勝。  下段回し蹴りと下段突きの合わせ一本負けです。  スネ受けの徹底と、不用意な捨て身技を少なくすることが必要です。

⑩岡部慎太郎(ゼッケン74番)・・・男子重量級(+90kg)、ベスト4(参加人数が7人だったので入賞は第3位まででした)。  4月の全日本大会で使ったコンパクトな下段蹴りの連打と威力ある左鎖骨打ちが見られませんでした。  一方、スネ受けの甘さが目につきました。

⑪小木戸琉奈(ゼッケン78番)・・・女子軽量級(-50kg)、優勝。  雄大同様、圧勝でした。  顔面殴打による反則が見られたので、組手が雑にならないように注意しなければいけません。  

⑫八幡華菜(ゼッケン89番)・・・女子軽量級(+50kg)、準優勝。  一昨年の全日本大会で負けた鵜沢菜南選手への雪辱はなりませんでした。  11kgの体格差が敗因です。  雄大同様、ウェイトトレーニングによる体づくりと、体格差がある選手にも通じるようなヒット&アウェイの技術を身につけることが課題です。


2.より良い空手競技を目指して試合ルールの改定・微調整が常に行われています。  その中で出場する選手はその都度新ルールに適応していきます。  そのいい例が、あれだけ足掛けの上手だったコバレンコ選手ですら足掛け下段突きの技ありが取れなくなったことです。
 
上の④針山で書いた「足掛けにこだわるな」、⑦鈴木⑨奥寺で書いた「不用意な捨て身技を少なくする」というのは、選手のルール適応・技術進歩の速さからすれば当然の指摘だと思います。

またチーム城西としては、その上を行く技術革新・創意工夫が常に必要だな、と感じさせられる大会でした。

選手・セコンド・応援の皆さんお疲れ様でした。

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