2023.01.14 Sat
社員第一主義
1.『「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標』(坂本光司著 朝日新書)を読みました。 「1章 社員に関する指標」から抜粋し、番号を付けて紹介します。
『①これまで企業経営で最も大切な人(利害関係者)は、顧客とか株主(出資者)等と長らくいわれてきました。 さすがに最近では株主という人は少なくなりましたが、依然「顧客第一主義」を標榜する企業が圧倒的多数と思います。
②顧客や株主はもちろん大切ですが、筆者らの調査研究では、好不況で業績がほとんどぶれない「いい会社」の大半がより大切にしているのは「社員」でした。 そして「企業経営の目的は社員の幸せの追求・実現」として「社員第一主義」で「大家族的」な経営が貫かれているのです。
③所属する一人一人の社員が幸せをかみしめることのできる「いい会社」であるならば、たとえ環境が激変し、業績が悪化したとしても、企業が最も大切にすべき社員へのリストラ等をやるはずはないし、社員の組織満足度の証明である転職的離職率は5%以下、より理想は、限りなくゼロに近い状態にあると思います。
④また、社員に心身ともに負担をかける残業時間が日常的に40時間も50時間以上もあるという経営も、社員の健康や幸せを真に願った経営とは到底思えません。 もとよりサービス残業などは、もってのほかです。
⑤ちなみに離職率の低い会社・残業時間の少ない会社の業績が高く、一方、離職率の高い会社・残業時間の多い会社の業績は低いという傾向があります。』
2.①カミさんの母親は現在101歳(1921年生まれ)で、10年以上前からある老人ホームにお世話になっています。
②その老人ホーム運営会社の社長と5年ほど前にお目にかかりました。 その際に「私の会社では社員がいかに楽しく働けるかを最重要に考えています。 そのことが、ひいては入所者の皆さんへのより良いケアにつながるのだと思います。」と話されていたのが印象的でした。
③100歳の誕生日もやっていただきましたが、スタッフの皆さんの温かい心遣いにはカミさんともども感動しました。 その時いただいた義母の手形の入った額は自宅にいつも飾ってあります。
『①これまで企業経営で最も大切な人(利害関係者)は、顧客とか株主(出資者)等と長らくいわれてきました。 さすがに最近では株主という人は少なくなりましたが、依然「顧客第一主義」を標榜する企業が圧倒的多数と思います。
②顧客や株主はもちろん大切ですが、筆者らの調査研究では、好不況で業績がほとんどぶれない「いい会社」の大半がより大切にしているのは「社員」でした。 そして「企業経営の目的は社員の幸せの追求・実現」として「社員第一主義」で「大家族的」な経営が貫かれているのです。
③所属する一人一人の社員が幸せをかみしめることのできる「いい会社」であるならば、たとえ環境が激変し、業績が悪化したとしても、企業が最も大切にすべき社員へのリストラ等をやるはずはないし、社員の組織満足度の証明である転職的離職率は5%以下、より理想は、限りなくゼロに近い状態にあると思います。
④また、社員に心身ともに負担をかける残業時間が日常的に40時間も50時間以上もあるという経営も、社員の健康や幸せを真に願った経営とは到底思えません。 もとよりサービス残業などは、もってのほかです。
⑤ちなみに離職率の低い会社・残業時間の少ない会社の業績が高く、一方、離職率の高い会社・残業時間の多い会社の業績は低いという傾向があります。』
2.①カミさんの母親は現在101歳(1921年生まれ)で、10年以上前からある老人ホームにお世話になっています。
②その老人ホーム運営会社の社長と5年ほど前にお目にかかりました。 その際に「私の会社では社員がいかに楽しく働けるかを最重要に考えています。 そのことが、ひいては入所者の皆さんへのより良いケアにつながるのだと思います。」と話されていたのが印象的でした。
③100歳の誕生日もやっていただきましたが、スタッフの皆さんの温かい心遣いにはカミさんともども感動しました。 その時いただいた義母の手形の入った額は自宅にいつも飾ってあります。