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ヨガの四つのポイント

五木寛之さんと気功家の望月勇さんの対談集『気の発見』(平凡社)を読みました。  望月さんはロンドンを拠点に、ヨガ気功教室を主宰しているそうです。  望月さんのヨガについての発言から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『ヨガをするとき、四つのポイントを踏まえてやると。ポーズができなくても、体がかたくても、効果があるんです。

①一つは動作をゆっくりやる。  弾みをつけるとだめです。

②つぎに、動作と呼吸を合わせる。  

たとえば、息を吐きながら体を前に倒すとき、息を吐き終わってしまっても、体はまだ前に倒しきっていない。  これは合っていないんです。  またある人は、動作は終わったけれど、まだ息を吐きつづけている。  これも合っていないんです。  動作がはじまったら、息を吐きはじめ、動作が終わると同時に息を吐き切るというのが、いいのです。

③三つめのポイントは、ポーズが決まったら、痛いところに意識を集中させるんです。

たとえば、腕を前に伸ばして、体を前に倒すポーズでは、足の筋が痛いんです。  その痛いところに意識を集中させると、痛みの感覚が脳細胞を占領して、そのあいだ余分な雑念が消えちゃうんですね。  (ヨガの最中でも)自分の考えごとにはいりこんで、意識がどんどんあらぬ方向にいってしまうことがよくあります。  そういう雑念を消すには、痛みで脳細胞が一杯になるような状況をつくるんです。

④四番目は、ポーズが決まって、元にもどすときに、体で起きている変化をじっくり味わうことなんです。

たとえば脚の筋が突っ張っているのを半分緩めてあげると、突っ張りが消えていくのがわかります。  その突っ張っている感じから、だんだんゆるむ感じになっていく情景を、頭で感じながらするんですね。  そうすると、自然に、心は内側に向くんです。  集中力もついてきます。

⑤痛みでもって自分の雑念を消す。  そういうふうにやると、おなじことをしても効果は全然ちがうんです。  ヨガというのは、頭のなかを無数に飛び交い、いろいろな方向に勝手に飛んでいってしまう想念、雑念を静かにおさめるという目的もあるんです。』

私が毎朝稽古し、朝練でも指導している「意拳」や、月に二回代官山道場で指導している「武道気功」にも通じる内容だと思います。

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前十字靭帯

『人体、なんでそうなった?』(ネイサン・レンツ著 化学同人)を読みました。  前十字靭帯に関する記述から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①ほかの霊長類はみな、四肢を使って移動するが、ヒトは二本の足で歩く。  これを二足歩行と言う。  (中略)  ヒトの解剖学的構造は進化し、足や骨盤、脊椎を変化させることによって、立っている姿勢を保てるようになった。  (中略)

②前十字靭帯という名前を聞いたことはあるだろうか?  この靭帯の断裂は、スポーツをしているときのケガとしてよくみられる。  基本的に衝撃が大きく、テンポの速いスポーツで起こる。

③前十字靭帯は膝の中央に位置し、大腿骨と脛骨をつないでいる。  膝頭の下、関節の内側深くにあり、膝の上と下の足をつなぎとめるのことがおもな役割だ。

④ヒトの前十字靭帯は、直立した二足歩行の姿勢のせいで、もともと意図されていたよりずっと大きな負荷に耐えなければならなくなったため、切れやすい。

⑤四足動物が走ったりジャンプしたりするとき、その負荷は、四本の足全体に拡散し、足の筋肉がその負荷の大半を吸収する。  ところが、僕らの祖先が二足歩行に移行したとき、負荷は四本ではなく二本の足にかかるようになった。

⑥この負荷は足の筋肉にとって大きすぎたため、僕らの身体はこの負荷を和らげるべく足の骨を役立てた。  その結果、人間の足はまっすぐになり、筋肉よりむしろ骨が衝撃の大半を吸収するようになった。  (中略)

⑦まっすぐに調整された足は、通常の歩行や走行時には問題を生じない。  けれども、走っている途中で突然止まったり、すばやく向きを変えたりなど、不意に方向や運動量を変えたとき、膝に突発的で集中的な負荷がかかる。

⑧前十字靭帯は十分に強くはないため、骨がねじられたり引っぱられたりすると、骨をつなぎとめられず切れてしまうことがある。  なお悪いことに、種全体でどんどん体重が重くなっているので、突然の動作によって前十字靭帯にかかる負荷がますます大きくなっている。  (中略)

⑨この問題への対処法としては、減量以外ほとんどない。  前十字靭帯を運動で補強できないのだから、仕方がない。  繰り返し負荷をかけたところで、この靭帯を鍛えることはできず、むしろ弱くなる。

⑩前十字靭帯が断裂すると、それだけでも十分悪い状態なのだけれど、さらに手術での修復が必要になる。  靭帯にはあまり血管がないため、膝の手術では、回復とリハビリに長い時間がかかる。

⑪靭帯に栄養を供給する血管は限られているし、通常は治癒や組織の再建を行う細胞が少ない。  そのため、この靭帯の断裂はプロスポーツ界では非常に恐れられているケガなのだ。  多くのプロスポーツ選手にとって、前十字靭帯の断裂は丸々一シーズンを失うことを意味する。』

昨年3月に石崎恋之介が前十字靭帯の手術をしました。  本書を読んで、その大変さが実感できました。

一年半が経過して、大分動けるようになってきたようです。  後は、減量ですね(笑)  

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不思議な縁

1.『死にゆく人の心に寄りそう』(玉置妙憂著 光文社新書)を読みました。  著者紹介には「看護師・看護教員・ケアマネージャー・僧侶。  夫の〝自然死〟という死にざまがあまりに美しかったことから開眼し出家。」と書かれています。  

「不思議な縁で真言宗に帰依することに」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①夫を看取ったあと、半年近く休職していた職場へ挨拶に行きました。  本来ならば、「復職する」と言うべきところでしたが、もう心は決まっていましたから、「出家します」と上司に告げたのです。  

②すると、「えーっ」と驚くかと思いきや、「そう。  私の親戚に僧侶がいるから紹介しましょうか」との返事。  こちらが驚きました。  (中略)  それがこれで道がついて、高野山真言宗で出家することになったのです。

③実は学生時代に中国で旅していた頃、とても好きになって1週間ほど毎日通っていたお寺がありました。  西安にある青龍寺というお寺ですが、そこは真言宗の開祖である空海が、恵果和尚から密教の奥義を授かったところだったのです。

④高野山に行ってからそれを知り、また驚きました。  なんとなくひかれて、ふらふらと行っては時を過ごしていたお寺が、お大師様のいらっしゃったお寺だったとは。  もしかしたら、高野山真言宗に帰依したのは、偶然ではないかもしれません。』


2.ここからは「不思議な縁」番外編です(笑)

①著者紹介の続きには「現在は、現役の看護師として小岩榎本クリニックに勤めるかたわら、院外でのスピリチュアルケア活動を続ける。」とあります。   「榎本クリニック」といえば、私の孫弟子で精神科医の山下悠毅が院長を務めるクリニックです。  以下は私と山下がやり取りしたメールの概略です。

山田 「小岩榎本クリニックに勤めている玉置妙憂さんの本を読みました。  素晴らしい内容でした。」  

山下 「玉置さんとは懇意にしています。  一緒に食事でもしましょうか。」 

山田 「是非、是非。  食事の場所、時間はお任せします。」

山下「8月〇日の18時半、場所は飯田橋の牡蛎専門店です。」

②山下から送られた住所を見ると、飯田橋の安田ビルB1とあります。  当日行ってみると、なんとそこは、極真の大先輩、故・安田英治先生のビルで、赤い外観は良く知っていましたが、初めて中に入ることができました。

③会食が進む中、玉置さんが「私の息子は小学生のとき、東中野の極真の道場に通っていて茶帯まで取りました。」と言われました。  東中野道場は今の落合道場の前身です。  多分15年以上前の話だと思いますが、これまたビックリです。  


3.昨日の朝日新聞に本書の大きな広告が出ていました。  「6万部突破!」ですって。  すごいですね。

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