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第26回全関東大会

昨日は水戸で全関東大会でした。  以下は本部席前のB・Cコートの入賞者についてのコメントです。

①金子雄大(高校生男子-65㎏級・優勝)・・・雄大らしいメリハリのある組手で優勝しました。  特に、準々決勝(?)で相手選手に上段の技有りを取られてから、上段前蹴りの技有りを取り返した試合はさすがでした。  足払いの技術を磨いて、上下への振り分けができれば、さらなる技術アップが可能だと思います。  YouTubeで緑健児選手の「第1回千葉県大会2回戦」を観て参考にして下さい。

②酒井真由(一般女子-55㎏級・第3位)・・・ウェイトトレーニングの成果が徐々に出てきました。  ただ、突きで押し込まれる場面が少し見られたので、自分も強い突きを打つこと、(構えが高いので)もう少し腰を落とすこと、が必要です。

③因徹也(一般新人戦-70㎏級・優勝)・・・上段内廻し蹴りや足掛け下段突きの技有りを取るなど、技にキレがあります。  今後は、そういった特性をさらに磨くとともに、ウェイトトレーニングによるパワーアップが欠かせません。

④杉沢豪也(一般新人戦-70㎏級・準優勝)・・・スネ受けが甘いので準々決勝あたりから左足が効いているようにも見えました。  それでもダメージを抱えながら、あきらめずに勝ち上がったのは素晴らしいです。  稽古を積んで基本的な攻防の技術を身に付けて下さい。

⑤山田魁(一般新人戦-70㎏級・第3位)・・・準決勝の因徹也戦はキャリアの差が出ましたが、よく頑張りました。  まだ9級ですから、次の審査会や試合に向けて継続的な稽古を重ねていってもらいたいと思います。

⑥佐藤拓海(一般男子上級-80㎏級・準優勝)・・・体が柔らかく技にキレがあります。  決勝の高木信選手とは5月の富士山杯の準決勝でも対戦しましたが、連敗です。  壁になる特定の相手選手がいるというのは、自分が強くなる上で大きな助けとなります。  技術面においては次に勝つために何が必要かを考える糧になりますし、メンタル面においてはその選手をイメージすることで稽古に打ち込む大きな動機(モチベーション)となります。  次回対戦の勝利に期待します。

⑦橋本拓人(一般男子上級-80㎏級・第3位)・・・準決勝で高木信選手に敗れました。  特に、何度も場外注意を取られたのはいただけません。  佐藤拓海同様、次回は高木選手に勝つべく、高木戦を念頭に置いたハードトレーニングを期待します。   

選手・セコンド・応援の皆さん、お疲れ様でした。

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第50回全日本大会・城西支部創立40周年パーティー

1.10月27・28日は第50回全日本大会でした。  チーム城西からは12名の選手が参加しました。  気付いたことを書いてみます。

①鎌田翔平(ゼッケン1番)・・・準優勝。  大会の3週間ほど前にふくらはぎの肉離れを起こし治療していたのですが、直前にまた痛めたようです。  そんな状態の中で良く戦ったと思います。  30歳を過ぎると疲労回復に時間がかかり、ケガをしがちです。  来年の世界大会に向けて、いかに休養を取るか、いかに質の高いトレーニングを短時間で行うか、ということを真剣に考えながら過ごしていく必要があります。

②奥山一石(ゼッケン12番)・・・1回戦で大黒力斗選手に本戦・判定負け。  最初は良かったのですが、中盤から大黒選手の打ち下ろしの突きをカットできず、大黒選手のペースになっていました。  そのため、自分のリズムを崩し、得意の最後のラッシュもかけることができませんでした。  来年のウェイト制大会に向けて、基本的な組手技術を磨くとともに、ウェイトトレーニングによるパワーアップが欠かせません。

③亘和孝(ゼッケン24番)・・・3回戦で南原健太選手に本戦・判定負け。  前回大会で安島喬平選手に負けた試合とほぼ同じ内容でした。  突きを打ちに行ったところに下段廻し蹴りを合わされるのですが、そのカットがまったくできていません。  体重差のある相手にそれをやると審判からは「多分効いているだろう」と見えてしまいます。  軽量の選手が自分より大きい選手と戦うには、効いているいないに関わらず、まず完璧な防御・カットが必要条件です。

④橋本拓人(ゼッケン36番)・・・1回戦でマタン・エリヤキム選手に本戦・判定負け。  全体として動きのバランスが悪いので、そこを突かれました。  鏡を見ながらのシャドートレーニングなどで修正する必要があります。  自分が攻撃したあとのバランスやガードなどについて、指導員に見てもらいながら細かくチェックしなければなりません。

⑤吉田篤志(ゼッケン43番)・・・2回戦で与座優貴選手に本戦・判定負け。  昨年函館支部から移籍後、若干低迷していましたが、徐々に良くなりつつあります。  くさることなく、素直に稽古に取り組んできた成果が出始めました。  技もパワーもスタミナもまだ十分に伸びる余地があるので、今後のハードトレーニングに期待します。

⑥竹岡拓哉(ゼッケン56番)・・・3回戦でアレハンドロ・ナヴァロ選手に延長戦・判定負け。  自分より大きい選手と戦うときの戦い方にもう一工夫が必要です。  また、どうしても顔面に蹴りをもらいがちなので、冷静さも必要です。  その辺が解決すれば、もともと地力はありますから、無差別大会での上位入賞も見えてくると思います。

⑦加賀健弘(ゼッケン73番)・・・3回戦でゴデルジ・カパナーゼ選手に本戦・判定負け。  竹岡同様、自分より大きい選手と戦うときの戦い方にもう一工夫が必要です。  かっての黒澤浩樹(第16回大会チャンピオン)のように、ウェイトトレ-ニングによる徹底した筋力アップに重点を置くのも、一つの考え方だと思います。  また亘同様、下段廻し蹴りのカットができていないので、原点に返って、組んで行う受け返し稽古の反復が必要です。  長年かかって付いた癖を直すのには、身に付くまでひたすら反復を繰り返すしかありません。  

⑧佐藤拓海(ゼッケン83番)・・・1回戦でアレクセイ・フェドシーブ選手に本戦・判定負け。  体重80㎏の割には蹴り突きともに威力が感じられません。  ウェイトトレーニングにより一層励むとともに、普段のサンドバックトレーニングなどにおいても、全力で攻撃することによる威力強化が必要です。

⑨吉村基(ゼッケン92番)・・・1回戦でムサ・スルタエフ選手に本戦・判定負け。  構えの腰が若干高いのが気にかかります。  意拳の稽古などを取り入れて、低い腰で自由に動き回れるようにする必要があります。  体格に恵まれているので、鍛え方によっては上位に食い込める可能性もあります。   今後のハードトレーニングに期待します。

⑩中川拓人(ゼッケン100番)・・・1回戦で勝美淳史選手に本戦・判定負け。  細かい受け返し・コンビネーションが出来ていません。  組手が相手との会話になっておらず、独りよがりな動きになっています。  パワーがあるので、その点が改善されれば、格段に良くなると思います。

⑪奥寺勇樹(ゼッケン105番)・・・2回戦で195cm98㎏のイゴール・ザガイノフ選手に延長戦・判定負け。  試合後に本人を呼んで話しましたが、突きの打ち合いを嫌うことが問題です。  蹴りを放つタイミングや間合い操作に光るものを持っているのですから、強い突きがあれば無差別大会での活躍も見えてきます。 接近戦での突きの打ち合いで手を出さなければ、相手にとってこれほど崩しやすいことはありません。  極真空手の鉄則である「ど突かれたらど突き返す」ことができないと、「ど突かれっぱなし」になってしまいます。 

⑫池田龍星(ゼッケン117番)・・・1回戦でイリヤ・ボリャコフ選手に本戦・判定負け。  組手の中で、バランスを崩したり崩されたりするような場面が多々見られました。 稽古を継続的に積むことによって、もっと体幹を鍛える必要があります。  技・パワー・スタミナともに足りません。  でも、逆に言えば延びしろが大きいことにもなります。  今後のハードトレーニングに期待します。 


2.東京城西支部創立40周年パーティー

大会翌日の10月29日は城西支部の創立40周年パーティーでした。  支部開設当初の古い弟子も多数参加し、私にとっては大変懐かしい同窓会のような会となりました。

花束を頂戴したのですが、プレゼンターが何と私の尊敬する北方謙三先生でした。  北方先生には掌道の菊澤院長を通じて古くからご厚誼を頂いています。  私や松井館長、城西の阿曽師範代と同じく中央大学の同窓で、私宛のサインが書かれたご著書も多数頂戴しています。  高名な小説家であるにも関わらず、偉そうな素振りをされることもなく、お目にかかるたびに聞かせていただくユーモアあふれるお話には、いつも魅了されます。  私にとっての師であり、憧れでもあります。

忙しい中参加していただいた松井館長、企画してくれた実行委員長の田口支部長をはじめとする城西0Bの支部長たち、同好会責任者の立川さん・司会の黒田さん・映像の岩橋さんをはじめとするフジテレビ同好会の皆さん、演武をしてくれた鴨志田・中江・村田・鈴木の各支部長、実行委員会アドバイザーの菊澤院長・実行委員の森善十朗・映像の成田さんをはじめとする城西支部の皆さん、城西の礎を作ってくれた大賀雅裕と増田章をはじめとする古い弟子たち、第50回全日本チャンピオンの上田幹雄をはじめとする孫弟子たち、遠くから参加してくれた大西靖人夫人のあんちゃんをはじめとする多数の出席者の皆さん、本当にありがとうございました。

10年後の創立50周年に向けて、お世話になった皆様への感謝を忘れず、一層精進していかなければと、改めて決意しました。

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2018極真祭

1.極真祭

昨日・一昨日は京都で「2018極真祭」です。  岡部慎太郎(15歳男子+65㎏級・優勝)、小野そら(10歳女子+35㎏級・準優勝)、諸岡幸乃(8歳女子・第3位)の三人が入賞しました。


2.チーム城西の選手育成プラン

①城西の指導員(森・鎌田・竹岡・加賀・石崎・亘・奥寺)を見ても分かるように、近年は少年部から極真空手を続け、一般部の代表選手となるケースがほとんどです。  だとすると、少年部で空手を始めた会員が一般部の選手になるまでの長期育成プランが大切になります。 

②その際に私が一番重視しているのは、少年部・中学生・高校生会員が空手に対する熱意を失わないように、指導していくことです。  では、その熱意がどこから来るかというと、常に「空手が面白い」「空手が好き」と感じられることだと思います。

③今の自分の実力を計り、次からの稽古の課題を見出すために組手・型の試合出場は欠かせません。  しかし、勝ち負けという結果にこだわるあまり、空手に対する「面白い」や「好き」という思いが失われるようでは、本末転倒です。

④初日の試合後に選手に話しましたが、昨年の全日本ウェイト制軽量級で優勝した亘和孝も少年部時代は試合に勝てませんでした。  でも、あきらめずに続けるなか中学生・高校生と徐々に希望が見えてきて、城西としては第1回大会の大賀雅裕に次ぐ二人目の軽量級チャンピオンになりました。

⑤要は「面白い」や「好き」を持ち続け、あきらめずに大人になるまで空手を続けることです。  空手道という道は長く続けることで価値が出てきます。  振り返ってみると、私自身もその「面白い」や「好き」だけで47年間稽古を続けてきました。


3.創意工夫の面白さ・・・「脳みそにも汗をかけ」

①これも、初日に話したことですが、その「面白い」や「好き」を倍加させるのが「創意工夫」です。

②誰でも初心者の内は指導員の先生に教わります。  しかし試合に何度も出場するようになったら、自分自身が自分の先生になり、技や戦い方や稽古方法など様々なことを工夫すること(創意工夫)が必要になってくるのです。

③指導員に試合の前にアドバイスをもらい、試合の後に分析・感想を話してもらうように、自分自身でも相手選手の対策を立て、終わってから自分でも分析・反省する、という作業が重要になります。  これは普段の道場稽古でも同じです。  

④40年前の支部開設当初から言い続けていることですが、稽古して体に汗をかくことは当然ですが、それと同じくらい頭で考えることが大切です。  私はこのことを「脳みそにも汗をかけ」と言っています。

⑤私自身の経験から言うと、創意工夫の面白さが分るようになれば、空手をやめようと思ってもやめられなくなってきます(笑) 


4.入賞者へのコメント

本部席前の第2コートで試合をした岡部慎太郎についてコメントします。  小野そらと諸岡幸乃についてはそれぞれのコートでセコンドについた指導員が「指導員ブログ」にコメントすることになっています。

①安定した試合運びでした。  4月の国際親善大会に続く優勝です。    試合後に本人にも話しましたが、下段蹴り・突き・膝蹴りが中心の慎太郎の組手はサポーター無しの一般の試合では、相手に効かせることができるので、もっと生きてくると思います。

②今後の課題は、受け返し・カウンター・コンビネーションなどの技の緻密さを磨き、組手の精度を増すことです。

③決勝戦は延長戦となりましたが、安心して見ていられました。  延長戦になるほど強いというのが、歴代のトップ選手の特徴で、その顕著な例が松井館長です。  松井館長が活躍したころ、城西には大西靖人・黒澤浩樹・増田章という三人の全日本チャンピオンがいました(増田がチャンピオンになったのは松井館長が引退してからです)。

④その当時の私が自信を持って送り出した三人です。  本戦は互角に戦えるのですが、延長・再延長と進むうち、いつも松井館長のペースになってしまい、結果としてチーム城西は一度も松井館長に勝つことができませんでした。

⑤延長戦に強いというのは、今後の慎太郎の大きな武器になると思います。


5.他の出場選手について

①残念ながら入賞できなかった選手の中にも、あと一つ勝てば入賞というところまで勝ち進んだ選手もいます。  第2コートの奥の第5コ-トで試合し、私からは結果だけが見えた10歳男子-35㎏級の和田有功と江島晴陽もそうでした。

②第2コートの15歳男子-65㎏級の金子雄大は副審の旗が2本2本で割れて負けはしましたが、その試合で見せた足掛けは素晴らしかったです。  相手選手に抱きつかれて技ありにはなりませんでしたが、きれいに相手を宙に浮かせました。  負けても何かがつかめれば、その試合出場の大きな成果となります。  私も、暑いなか夏合宿で雄大に指導した甲斐がありました(笑)  

③また、型15~34歳男子の部の予選をトップで通過した柴倉愛弥も入賞を逃しました。  でも、実績ある選手が出ているなかでの予選のトップ通過は大したものです。

③いずれも、あと一歩のところまで来ているのですから、今後の精進に期待します。

④組手だけでなく、型の稽古においても上の3.で書いた『創意工夫の面白さ・・・「脳みそにも汗をかけ」』が重要であることは言うまでもありません。


来月はセミコンタクトルール首都圏交流試合、再来月は第50回全日本大会と続きます。  選手・セコンド・応援の皆さん、お疲れ様でした。 

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