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最近の新聞記事から

最近の新聞記事から抜粋し、番号を付けて紹介します。

1.『笑顔のプレー 高める集中力・・・「笑うと好成績」実験結果も』(8月10日 朝日新聞)

『①ゴルフの全英女子オープンで日本勢42年ぶりの海外メジャー大会制覇を果たした渋野日向子(20)の笑顔が注目を浴びている。  9日からは優勝後初の国内ツアー復帰戦となる、札幌国際CC島松での北海道meijiカップに出場した。  「スマイリング・シンデレラ」とも名付けられたその笑顔は、プレーにどんな効用があるのか。  専門家に聞いた。

②渋野はこの日も、フェアウェーで笑顔を見せた。  高校時代まではイライラや怒りを表情に出していたが、プロになり、「それがボギーにつながる」と気づいた。  以来、つらくても、いつも笑顔でいることを心がける。  「プロゴルフは見せる競技。  ギャラリーの方たちに楽しんでもらうには、心の底から笑顔でやらないと、みんな楽しくない」

③笑顔は、ファンを楽しませるだけではなく、選手自身に与える好影響がある。  慶大やJR東日本の野球部などを指導してきたスポーツ心理学博士の布施努氏によると、笑顔は「面白い時に自然に出る笑顔」と「意識的に作る笑顔」の2種類がある。  「渋野選手は意識的に笑うことで、気持ちを切り替えられている。  役者の役作りのように『勝てる自分の姿』を考え、それを演じることで、いいプレーにつながっている」と見る。

④こんな実験結果もあるという。  口でペンをくわえ、笑顔を作って映画を見た場合、笑顔ではない場合に比べて、多くの人がより映画を面白く感じた。  笑顔で脳内に神経伝達物質(ドーパミン)が放出され、楽しくなるらしい。

⑤布施氏は、元世界ランキング1位の宮里藍さん(34)や2008年北京五輪ソフトボール金メダリストの上野由岐子(37)の笑顔に注目する。  「宮里さんは笑顔を意識的にしていたはず。  プロとしての笑顔。  上野選手は投げる前に白い歯を見せていた」

⑥東海大の高妻容一教授(スポーツ心理学)は、テレビ番組の企画で13人の学生に100メートル走と投球をさせる実験を行った。  多くの学生が笑顔の時にタイムが上がり、球速も上がったという。

⑦高妻教授は「笑うだけで、筋肉がリラックスして、スムーズな動きになる。  呼吸が安定し、気持ちを切り替えたり、集中力を高めたりする効果もある」と指摘する。  米国留学時に笑顔の効用を知り、研究を続けてきた。  1985年に帰国後、スポーツ界に笑顔を広めようと取り組んだ。  「当時は、笑うと『へらへらするな』と怒られる時代だった」と振り返る。

⑧2000年代に入り、徐々に広がってきたという。  最近では14年、高校野球の星稜(石川)が、どんな時も笑顔でプレーする「必笑」を掲げ、地方大会決勝で大逆転した。  全国各地で講演し、笑顔の大切さを説く高妻教授は「渋野選手の優勝をきっかけに、笑顔でプレーする選手が増えてほしい」と話す。』

「必笑で必勝」を城西のチームカルチャーに付け加えようかな~(笑)


2.『リベラルは共闘下手?・・・論客に「味方」から批判』(7月10日 朝日新聞)

『①参院選で、野党は与党に共闘で対抗しようと必死だ。  一方、争点の消費税ひとつとっても政権批判の知識人は意見がまとまらず、「身内」どうしで反発し合う。  左派、リベラルが一枚岩になれないのは、なぜなのか。  (中略)

②著述家の浅羽通明さんは「左派やリベラルは知識人。  頭でつながっている人たちです。  自分が一番頭がいいと思っているので衝突する」と厳しい。

③逆に「政権支持派は胃袋でつながっている。  権力についていることが目的化しているので、いや応なくまとまる。  自分を殺せる」

④実は頭vs胃袋。  左派対右派、リベラル対保守の構図にさえなっていない、というわけだ。』

グループで何かを成し遂げようとする時、③の「(各メンバーが)自分を殺せる」ことは重要な要素です。


 

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残酷すぎる成功法則

『残酷すぎる成功法則』(エリック・パーカー著 橘玲監訳 飛鳥新書)を読みました。 第1章「成功するにはエリートコースを目指すべき?」から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①(前略)  ハーバード大学ビジネススクールの研究者ゴータム・ムクンダは、それまでの研究成果に一貫性がなかった理由は、リーダーが根本的に異なる二つのタイプに分かれるからだと分析した。

②第一のタイプは、(イギリスの元首相)チェンバレンのように政治家になる正規のコースで昇進を重ね、定石を踏んでものごとに対応し、周囲の期待に応える「ふるいにかけられた」リーダーだ。

③第二のタイプは、正規のコースを経ずに指導者になった「ふるいにかけられていない」リーダーで、たとえば、会社員を経ずに起業した企業家、前大統領の辞任や暗殺により突然大統領職に就いた元副大統領、あるいはリンカーンのように予想外の状況下でリーダーになった者などを指す。  (中略)


2.①ゴータム・ムクンダとリーダーシップの理論について話を交わしたのち、誰もが知りたがっているあからさまな質問を投げかけてみた。  「人生でもっと成功するために、この理論をどう役立てたらいいでしょう?」  

②二つのステップがある、と彼は答えた。  まず第一に、自分自身を知ること。  

③あなたがもし、ルールに従って行動するのが得意な人、首席だったり成績優秀で表彰されたことがある人、「ふるいにかけられた」リーダーなら、その強みに倍賭けするといい。

④自分を成功に導いてくれる道筋があることをしっかり確認しよう。  実直な人びとは学校、あるいは、明らかな答えや既定のコースがある場所で功績をあげられるが、決まった道がないところでは、かなり苦戦することになる。  調査によると、失業したとき、彼らの幸福度は、そこまで実直でない人びとに比べ、120%低下するという。  道筋がないと迷子になってしまうからだ。

⑤どちらかというと規格外で、アーティストなど「ふるいにかけられていない」タイプだったら?  その場合、既存の体制に従おうとしても、成果が限られるかもしれない。  それよりは、自分自身で道を切り開こう。  リスクをともなうが、それがあなたの人生だ。  (中略)


3.①自分のタイプと強みを知ったら、次はどうすればいいか?  第二のステップとして、ムクンダは「自分にあった環境を選べ」と語った。  (中略)  

②調査によれば、あなたが「ふるいにかけられた」医師だろうが、「ふるいにかけられていない」破天荒なアーティストだろうが、どの〝池〟を選ぶかが極めて重要だ。  ハーバード・ビジネススクールのボリス・グロイスバーグ教授は、ウォールストリートの敏腕アナリストたちが競合会社に転職すると、トップアナリストの座から転落することに気がついた。  なぜか?

③一般に、専門家の能力はもっぱら本人の技能によるものだと考えられ、環境の力は見過ごされがちだ。  例えば、専門家本人が周囲の内情を知り尽くしていること、彼らを支えてくれるチームの存在、一緒に働くうちにつくり上げた簡潔な伝達法、などといった要素だ。  

④それを裏づけるように、グロイスバーグは、花形アナリストが(自分一人だけでなく)自らのチームを率いて転職した場合、そのままトップの業績を維持していることを発見した。  

⑤私たちが〝池〟を賢く選択すれば、自分のタイプ(ふるいにかけられた/かけられていない)、強み、環境を十二分に活用でき、計り知れないプラスの力を生み出せる。  これこそが、仕事の成功に直結するものだ。  しかも、こうした自己認識は、あなたがその気になればどんな場所でもプラスの力を生み出すことができる。』

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いつも心にプランBを

テニスコーチのサーシャ・バインさんが書いた『心を強くする』(飛鳥新書)を読みました。  2018年に世界ランキング68位だった大坂なおみ選手のヘッドコーチに就任し、2018全米・2019全豪オープン優勝、世界ランキング1位を達成させた名コーチの著書です。  「いつも心にプランBを」の項から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①プランAは誰でも用意している。  でも、あなたはプランB、プランC、場合によってはプランDまで用意しているだろうか?  ゲームが動いて、ここ一番が期待される局面になったら、プランE、プランFまで編みだせるだろうか?  

②どんな分野でも、他に抜きんでている人は、柔軟な頭で情勢を分析し、最良の問題解決策を案出できる人間だ。  (中略)

③なおみの思考の柔軟さに気づいたのは、2018年の全米オープン4回戦でアーニャ・サバレンカと対決したときだった。  グランドスラムで初の準々決勝に進めるかどうかの熾烈な戦いで、なおみは効果的なショットを素早く切り替えて頭の柔軟さを示したのである。

④この試合、最初の二度のマッチポイントで、なおみはサバレンカを動かそうとゆるいリターンを返した。  ところが、二度ともボールはコート外に出てしまう。

⑤デュースとなったところで、なおみは一つの決断をした。  アグレッシブなショットに切り替えることにしたのだ。  なおみの強みはもともと強烈なショットだが、あれほどのプレッシャーの下では、同じようなリターンをくり返す方が楽だったはずだ。  けれども、なおみは、ここで戦法を切り替えて、別の手でいかなければだめだと気づいた。

⑥そこで放った強烈なフォアハンドは最良の選択だった。  デュースになると、なおみはサバレンカの最初のサーブをダウンザライン(サイドラインに沿う軌道のショット)に打ち返し、またしてもマッチポイントを奪った。  このアグレッシブな戦術はサバレンカに大きなプレッシャーを与えたのだと思う。  彼女は痛恨のダブルフォールトを犯し、なおみは見事に準々決勝に進んだのだった。

⑦プランBに切り替えるときは癪(しゃく)だと思うだろうし、相当な決断力を要する。  だが、その決断は、プランAで成功したときよりはるかに多くのものをもたらす。  あのときのなおみの決断は見事だった。  彼女の成長を、私はまのあたりにした。  

⑧人生は、もろもろの問題をいかに解決していくかにかかっている。  解決法は、プランAとは限らない。』

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